ロードセクター(BLACKSUN)
ろーどせくたー
元々登場することは決定していたが、2022年3月19日に仮面ライダーBLACKSUN、SHADOWMOONと共にビジュアルが初公開された。
オリジナル同様オンロードバイクではあるものの、まだ面影が残っている今作のバトルホッパーとは異なり完全な別物となっている。
外観は至って普通かつスタイリッシュなオンロードバイクであり、アタックシールドに相当するようなパーツも見受けられず、ボディはほとんど銀一色とオリジナルのようなゴツさやカラフルさは全く無い。
一方でオリジナルのロードセクターでは使われていない緑が差し色として入っており、銀色のボディも相まってシャドームーンを彷彿とさせるカラーリングになっているのが特徴。
作中では仮面ライダーSHADOWMOONに変身する秋月信彦の愛車として登場しているが変身後に運転するシーンはなく、「信彦の移動手段」以上の活躍はない。
後に「車体を覆う金属はバトルホッパーの開発時に偶然生み出されたものであり、現代においても比類なき頑強さを誇る代物」という設定が特写写真集にて明かされた。
他にも50年もの間放置されていたにもかかわらず、整備すれば何事もなく動いたことからバトルホッパー同様単なるマシンではない可能性がある。
小説版では半生物として変形できることも可能であると、ただのバイクではないことが判明。そしてそこから巨大なバッタと人のキメラのような怪物にへと変貌した。
ベースとなった車種は、「RnineT scrambler」であり、仮面ライダーシリーズでは初めてBMW社製のバイクが採用されたライダーマシンである。
ちなみに令和ライダーのバイクでは2024年10月時点で排気量が最大(1200cc)である。
※排気量で言うなら最大は『仮面ライダーセイバー』のライドガトライカー(1300cc)だが、あちらはトライクなので免許や法律では自動車扱いになる。また、「BLACK SUN」は配信限定作品のため、TVシリーズに限定すれば、ガッチャードに登場するゴルドダッシュの1100ccが最大である。
制作はバトルホッパー同様、都内のカスタムショップ「チェリーズカンパニー」が行った。
バトルホッパーとは異なり、ゼロからデザインした訳ではなく、過去にRnineTカスタムコンテストにチェリーズカンパニーが出展した「Highway Fighter」をベースとし、細部のパーツや仮面ライダーSHADOWMOONのイメージに合わせた銀地に緑線の塗装へと変更している。
チェリーズカンパニーの黒須嘉一郎氏によれば、「ロードセクターはゴルゴムという巨大組織が製作したものなので、どちらかというとメーカーカスタム的な空気感というか。そういうスタイルを提案させていただきました」と語っている。外部リンク