概要
悪の帝王『ドアクダー』の配下で、軍団内では親衛隊長を勤める長身で赤髪の男。魔神『火輪塔』を駆る。
『ドアクダー四天王』と異なり、魔界に在る居城『魔王宮』の守護を部下の『コクウ』らと共に命じられていたが、『救世主ワタル』の出現を知り、急遽神部界へと赴くも、既に『龍王の剣』で倒された直後で最終決戦に参戦する事は叶わず、彼の微かに残った『魔界力』を集約させた指輪『ドアクダーの息』を用いて反撃の機会をうかがっていた。
だが、実際は所謂『残存部隊』であり、ゲリラ戦に近い形で襲撃を繰り返しているだけに過ぎず、戦力の増強と自身の運命を覆す理由から『螺旋山』の皇子『時間皇子』を人質に魔王が生存していた時間まで戻す脅迫を行っていた。
しかし、当初は大義名分で復讐戦を行っていたものの、『ドアクダーの息』で『時間皇子』を獣人化した『蛇乱王』に幾つかの障害を切り開く神託で唆され、自ら新たな魔王と成る野望を持ち始め(何時の間にか主を呼び捨てに)、虎王を庇ったヒミコを殺害。救援に神部界に戻って来たワタルらを地下へ落とし『神部海』へ流す行為を行う。また、戦力として丸魔神奪取を目論み、我王丸を入手。時間柱を破壊する行為にも及ぶ。
それでも、丸魔神の真価と本質(善行を積み重ねて強くなる魔引闘力の能力)を知りもせずに基本スペックだけで魔神バトルを行うが、当然全ての力を出しきれず、龍王丸の鳳龍剣で我王丸ごと一刀両断にされて滅んだ。情報収集を録にせず噂のみを鵜呑みにして大それた野心を持った為に自ら破滅へと導いたと云える。
ドアクダーの血縁者が別の聖域へ赴き遠征しているのは聞き及んでいた。