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原題:The Pope's Exorcist


概要編集

ジュリアス・エイヴァリー監督による2023年のアメリカ合衆国の超自然的ホラー映画


2016年に亡くなるまで、生涯で数万回にも及ぶ悪魔祓いを執り行ったとされる実在のチーフ・エクソシスト(主席祓魔師)、ガブリエーレ・アモルト神父の実体験に基づいた作品となっている。

アモルト神父役に抜擢されたラッセル・クロウは「ホラーは苦手」としながらも、演じるにあたって可能な限りのアモルト神父に関する資料を集め、実際にローマにも訪れて入念なリサーチの上で本作に挑んでいる。


日本では2023年7月14日に公開され、大作としての売り出し方ではなかったにもかかわらず、SNS等での口コミでその好評ぶりが一気に拡散されて話題となった。

また本作プロデューサーであるジェフ・カッツが、X(Twitter)で熱心に日本語での日本のファンに向けたツイートを行ったり、応援に対してのリプライやファンアートのリポスト等を積極的に行って交流しており、Amazonプライムビデオでの国内配信が決定した際にはファンと共に大いに喜んだ。


あらすじ編集

1987年、ヴァチカン教皇直属のチーフ・エクソシストであるガブリエーレ・アモルト神父は、教皇からの指示を受け悪魔に憑かれた少年を救うためにスペインの田舎にある修道院に向かう。

そこでは修道院を相続した女性ジュリアと、その娘(姉)のエイミー、そして悪魔に取り憑かれた息子(弟)のヘンリーが超自然的な現象に悩まされていた。

アモルト神父は現地の若き司祭トマース・エスキベル神父と共に、修道院に隠された真相、そして悪魔の正体、果てはヴァチカンの闇に触れていくこととなる。


キャスト編集

※括弧内は日本語吹替担当者。


余談編集

前述の通り、主人公であるアモルト神父の配役が映画『グラディエーター』でも知られるラッセル・クロウであったため、ホラーが苦手な層からも「安心感しかない」「絶対負けなさそう」といった声も聞かれた。

そんな体格のいい神父が背を丸めてスクーターに乗って移動している図も相俟って、作品を見る前から妙な親近感や安心感を覚える者が少なからずおり、タイトルの略称でもある「ヴァチクソ」という愛称で親しまれている。

ヴァチカンのエクソシスト


関連動画編集

※多少のホラー要素があるため苦手な方は閲覧注意。


関連タグ編集

ホラー映画 エクソシスト バチカン


コンスタンティン:同じく悪魔祓いを描く映画であり、本作を語る上でよく話題にされる作品。

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