概要
西暦2088年の世界において「自由条約連合」と「大ゾギリア共和国」の二つの軍が運用している人型機動兵器。
ゾギリアで発見されたエネルギー鉱石「ネクトオリビウム」を用いたネクター炉を動力とし、ネクトオリビウムの性質である「自重の軽減」効果により空中を飛行する事が可能。また、飛行用ジェットエンジンとエアインテークを機体各部(主に胸部や肩部、脚部)に有している。
武装は主に実弾式のライフルやマシンガン、ネクター砲(ビーム砲)、実体剣、ネクターソードなどを装備する他、ミサイル等も装備可能。
ゾギリアにおけるネクトオリビウム採掘を目的に開発された多脚型作業機械を祖としており、東側諸国の侵攻に対抗する為にこれらを兵器化したのがヴァリアンサーの始まりであるとされている。なお、この頃は「ヴァリアトラス」「ギガース」等と呼称されていたが、ゾギリアが本格的な飛行能力を付与した「ドーブリェスヌィ」の開発に成功した事から、同機の英訳である「ヴァリアンサー」が兵器名称として広く浸透していった。
連合軍
ルクシオン
「カップリングシステム」を搭載した新型機。兄弟機であるブラディオンとの連携により真価を発揮する。
搭乗者は渡瀬青葉。
ブラディオン
「カップリングシステム」を搭載した新型機。兄弟機であるルクシオンとの連携により真価を発揮する。
搭乗者は隼鷹・ディオ・ウェインバーグ。
ベリル
自由条約連合軍の量産機。汎用性に優れ、長期に渡って同軍の主力機として活躍しているが、ゾギリアのクーゲルと比較して劣勢に立たされる事が多い。
ベリルアサルト
ゾリキア軍のクーゲルに対抗する為に通常よりも出力を向上させたベリルの改修機。ベリルA型とも呼ばれる。
搭乗者はヤール・ドゥラン。
ベリルコマンダー
機体のトータルバランスを向上させたベリルの指揮官機。ベリルC型とも呼ばれる。
搭乗者はリー・コンラッド。
ベリルエクスプローラー
電子戦、偵察に特化したベリルの改修機。ベリルE型とも呼ばれる。
搭乗者はフロム・ヴァンタレイ
ゾギリア軍機
アルシエル
ゾリキア軍の新鋭ヴァリアンサー。バックパックを大型化し、出力や運動性を向上させており、高出力のネクターライフルを携行可能。
搭乗者はアルフリード・ガラント。
ネビロス
汎用性を重視し、多様な任務に対応出来るようにした機体。腕部にミサイルランチャーを備え、クーゲルに不足している火力を補っている。
搭乗者はビゾン・ジェラフィル。
クリシュナ
出力の向上と軽量化が施され、機動性能に特化した機体。
搭乗者はラーシャ・ハッカライネン。
オーガ
航空艦との対艦戦闘を主観において開発された機体。高い火力と重装甲を併せ持つ。
搭乗者はタルジム・ヴァシリー。
フォルトナ
長刀を装備し、近接戦闘に特化した機体。高速で飛行するヴァリアンサーに接近出来るように出力が強化されている。
搭乗者はヒナ・リャザン。
クーゲル
ゾギリア軍の量産型ヴァリアンサー。連合側のベリルを凌駕すべく開発されており、現在は量産体制が整い同軍の主力機として配備されている。
グバルディア
ゾギリア行政局直属の親衛隊に配備されている量産型。武装はアサルトライフル内蔵の二又槍に浮遊機雷を内蔵したシールド。師団長のドルジエフ専用機にはシールドの浮遊機雷がミサイルに換装されているほか、ボルトアクション式のネクターライフルを装備している。
ドーブリェスヌィ
クーゲルやベリルよりも一世代前に開発された機体。ヴァリアンサーの中で本格的な飛行能力を獲得した(それ以前の物は良くて戦闘ヘリ程度の飛行がやっと)機体であり、本機の英名である「ヴァリアンサー」が人型戦闘機の総称として浸透していった。
デザイン傾向
本作におけるヴァリアンサーのデザインワークには、専門のメカニックデザイナーが起用されておらず、アニメーター主導でデザインされている。
その為作画がし易いよう全体的に線が少なく、面構成も一部機体を除いてシンプルな傾向にあり、そのデザインワークに関しては賛否が分かれる部分も多い。
メカアクションは3DCGと手描きによるハイブリッドが採用されており、メカのアップや止めの絵などは手描き、ハイスピードの空中戦は3DCGで表現されているが、スピーディな戦闘でも手描き作画が行われるケースも多い。
関連タグ
似たようなメカ
メタルアーマー…一部細部ディティールが似通っている、運用形態では第3世代ヴァリアンサーはメタルアーマーの分類におけるフォルグアーマーに近い