俺の命で救われるなら安いもんだ。俺の意志は燃え続ける。人の未来を照らす燈火としてな。
プロフィール
概要
燃えるような赤毛が特徴の若き剣豪。かつて『グランガイア』で起きた人類と神々の戦いにおいて人類の希望として戦った《六英雄》の一人。『ブレイブフロンティア』シリーズの看板的存在。
愛用武器は《覇炎剣ダンデルガ》で、代表的な必殺技(ブレイブバースト)は『フレアライド』。
来歴
アグニ騎士団所属の騎士の家に生まれ、亡き父に憧れて自らも立派な騎士となるべく大剣の修行を積んだ。修行の中で多くの剣士を倒し“剣豪”と呼ばれるまでになるも、本人はそれに奢る事なく更なる修行と強敵との戦いに明け暮れる。そうして自分の力に確信を持つようになると、アグニ騎士団の入団試験を受け、見事合格。憧れた騎士としての道は順風満帆な出だしに見えた。
しかし入団して間を置かず、同騎士団にいた女剣士ラヴァに手も足も出ずに完敗するという出来事が起こる。己の過信を恥じたヴァルガスは、更なる修行の為に騎士団を離れ放浪する。過酷な修行の旅の末に炎を纏う力を身につけたヴァルガスはラヴァに再戦を申し込み、互角の戦いをしてみせた。しかしその後も彼は騎士団に戻る事なく孤高の剣士として修行の旅を続け、各地で数々の武勇を残していった。
神々との大戦が始まると彼は真っ先に先陣に立ち、攻め入る神軍を次々と斬り伏せた。その勇姿は神々の圧倒的な力にただ恐れ慄いていた人類の勇気を奮い起こし、反撃へと駆り立てる大きな力となった。常に最前線で戦い民衆を救っていた彼は、やがて各地で神々に抵抗する英雄達の一人に数えられるようになる。
神々に恐れられるほどの強さを誇った彼も、絶望的な戦力差に一時は倒れ伏してしまう。しかしその時、ライバルであったラヴァに炎の翼を授けられた事で復活。神軍の中枢へと向かう。
その途中の森の中で彼は人間を憎み町々を襲っていた少女ティアと交戦し、苦戦を強いられながらも少女を斃した。しかし、やむを得なかったとはいえ人間であるティアを殺めてしまった事はヴァルガスの心に深い傷を残す事になる。また、この戦いにラヴァが助太刀しようとするも神徒フィーが現れ激突し、ラヴァがヴァルガスの腕の中で息を引き取るという結末を迎えた。
立て続けに起きた悲劇に悔やむ間もなく、彼の前にある騎士が現れヴァルガスと激闘を繰り広げる。この戦いでヴァルガスは神をも超える力を得たとされるも、騎士のある言葉に抵抗の意思を失い、笑いながらその刃を受け入れたという。
ラヴァとヴァルガスという大きな支えを失ったアグニ帝国は、その後、瞬く間に神軍に滅ぼされる事となった。
性格
ブレフロの世界観において主人公的なポジションにいる事もあって、血気盛ん・勇猛果敢な性格で描かれる。
また「俺の背中についてきな!」といったセリフもあり、兄貴分的な一面も持ち合わせる。
意外にも友のために作詞をしたという一面を持つ。
他にも大食漢であることも判明しており、水竜レグトスの討伐の際に結果的にランシアの調理に協力したり、ラムザーの肉から作った料理に舌鼓を打ったりと食に関するエピソードでも度々名を残している。
余談
彼の父親は後に「アヴァン」という名前で登場し、他界したという話が、実は消息を絶っていただけであったという形に路線変更された。
第3回ブレフロ総選挙では男性部門で5位となり、看板キャラの名に恥じない人気ぶりを示した。六英雄内での順位はセレナに次ぐ2位。
幻想進化でのビジュアルでは左手の薬指に赤い指輪をしており、これはラヴァの幻想進化ビジュアルにある指輪とデザインが酷似する。またラヴァのユニット図鑑には絶えずヴァルガスの事を気にかけていた風な記述が見受けられ、公式カップリングの関係にあるとも取れる構図や描写となっている。