概要
CV:早見沙織(ボイスコミック)
「神社編」が決着した、第39話の最後にて初登場。
みこのクラスに転入してきた、黒セーラーと黒手袋を身に着けた銀髪の長身美少女。「ちるる」という芸名で雑誌「CHAOS TEEN(カオスティーン)」の専属モデルをしており、学内での注目を集めている。
みことの関係
前述の通り秀でた容姿の持ち主だが、みこはその美貌を視認できない。何故ならその顔は、頭から覆い被さる謎の黒い触手の怪物で遮られているためである。これは写真でも同様で、「CHAOS TEEN」誌の掲載グラビアや、スマホのカメラで撮った画像データもみこの目からは怪物に覆われた姿しか映らない(本作での霊視はTVの映像でも容赦なく「見える」ので当然だが)。
普段の触手はウネウネと蠢いているだけだが、本体であるみちるの感情に応じて威嚇やスキンシップのような動作・姿勢もとる事も。そのためみこにとっては「相手の顔は全く見えないが、感情はよく見える」という奇妙な状態を強いられている。
これまでに登場した霊は、「みこ側が無視する姿勢を徹底できている限り、能動的な干渉はしてこない」ものが大半であった。しかし、「生身の人間」と「恐ろしい姿の霊」が一体となった「みちる」は従来の攻略法が通じない。さながら無貌の神の化身たる怪人の如くみこの正気度を削ってくる強敵(?)と言えよう。一方、みこが「見える人」である事を知らないみちる側は、自身に対するみこの振る舞いを「見透かされているようで、でもわたしを見ていない」と表現している。このすれ違いから発生した幾つかの誤解により、みちるはみこに特別な感情を抱くようになっていくが……。
触手が「守護霊」にあたるものなのか、あるいは寄生する悪霊の類なのかは不明。それなりに力のある霊なのは確かなようで、周囲の霊を突き刺して吸収・捕食してしまう事もある。また、ユリアにも視認できない。
家族 / 家庭
マネージャーを務める姉・「一条葉(よう)」がいるが、容姿などはあまり似ていない。
みちる自身は姉に対して良い感情を抱いていないようで、彼女との対面時には黒い怪物は非常に禍々しい形態に変貌。「充血した眼が幾つも開き、鋭い棘が何本も生える」というその姿を見たのは当然ながらみこのみ。外面は普通の姉妹のようだが、自宅では妹へのスキンシップが過剰気味なシスコンであり、少なからず闇を感じさせるが……。
イモムシ好きで、「ピィちゃん」と名付けたイモムシを自室で大事に飼育している。