身は炉、丹は鼎、仙気はふいごと成り、
猛る三昧真火の劫火は天をも焦がす。
我こそは聖嬰大王の名を冠せし、枯松澗火雲洞の主。
そして、何よりも偉大なる牛魔王の嫡子なり!
データ
レアリティ | ☆4(SR) |
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COST | 9 |
効果 | 宝具威力15%アップ&Buster性能8%アップ |
限界突破 | 宝具威力20%アップ&Buster性能10%アップ |
イベント効果 | 仙桃のドロップ数+1個、大蓮華のドロップ数+2個※ |
イラスト | ちょこ庵 |
※限界突破時はさらに+1個。大蓮華の増加は復刻版のみ。
概説
『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』のイベント限定礼装。同イベントでのピックアップ召喚にて入手可能。
カードイラストは、『西遊記』の登場人物「紅孩児」を模したモードレッドで、通称「モー孩児」。
イベントでもそうだったが、牛魔王の息子である事をこれでもかと押している。
性能
攻撃強化系概念礼装。宝具威力とBuster性能を上げてくれる性能上、通常攻撃に複数枚Buster&Buster宝具を持ち、自力でNPをある程度貯められるサーヴァントが最大限礼装効果を生かせる有力な装備候補となる。
NPチャージスキルを持つモードレッドや、素でNPを貯めることができるBuster宝具持ちのランサーのエリザベート、ジャンヌ・オルタ、ブリュンヒルデ、チャールズ・バベッジなどが相性がいいだろう。
特にNP補助関係スキルを複数持ち、素でのNP効率も良いフランシス・ドレイクが取り分け有効に使いこなせる。
ただし、現在は単純に数値が上な「勇者エリちゃんの冒険」がある他、宝具威力の補正が低い代わりにNPチャージが付いた「エアリアル・ドライブ」もあるので、主力用としては使いにくい。
余談
三昧真火は紅孩児の宝具のような技で、その特性は「水では消せない」というもの。
最早滝と形容できるような竜王たちが起こした大雨をもってしてもその火力は全く衰えず、八卦炉の炎で鍛え上げられていた悟空に一撃で瀕死の重傷を負わせた(八戒の特殊な治療が無ければ間違いなく死んでいたと悟空は評した)ほど。
イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』では父がアルトリア、母がナイチンゲールという家族構成で登場。父親には子供と認められ、母親も怖れながらも慕っており原典での親子関係を鑑みると、幸せな生活を送っている様子。
顔は父親の遺伝。声は母親(中の人繋がり)の遺伝。(だが胸は両親から遺伝しなかった)。
担当イラストレーターのちょこ庵氏のTwitterにて全身画が掲載されている。
原典の三昧真火
紅孩児は悟空が来たと見るや、更に火を吐き出した。その勢いは先ほどよりも凄まじく――
炎々烈々、空に盈して燎し、赫々威々、地は遍く紅し。
火輪の上下に飛ぶに似て、炭屑が西東に舞うが如し。
この火は燧人が木を鑽つものならず、また老子が丹を炮すものならず。
天火にあらず、野火にあらず、乃ちこれ妖魔が修煉し成す真の三昧火。
第四十一回にて紅孩児が披露した、火炎山での三百年の修行の末に習得した術。
あらかじめ五台の火車を五行の形に配し(紅孩児が真ん中の一台に立つとあるため、土を中心として木火金水を四方に配した形と思われる)、呪文を唱えて鼻を叩くことで自身の目鼻口、また五台の火車そのものから火と煙を生み出す。
五行の力で呼び出した真火である故か、竜王らが天帝の命なく降らせた凡水で消すことは出来ず、却って勢いを増す性質を持っており、完全に消す力を持つのは観音菩薩の持つ浄瓶の甘露のみと言われる。……火車の配置が肝心らしいので、一台を八戒に退けてもらうだけで使えなくなってたような気もするが。
なお、これ程凄まじくとも火避けの印を結べる悟空にとっては平気の平左、竜王の雨を得て更に燃える三昧真火の中に飛び込んでいる。が、煙を見て八卦炉のトラウマを刺激されて大慌て、温まった体のまま冷水に飛び込んでしまったために、仮死状態へと追い込まれることに。現代で言うヒートショックか。