三韓征伐

さんかんせいばつ

神功皇后が朝鮮に出兵し新羅を服属させたこと。

仲哀天皇2年、熊襲が背いて貢物をしなかった。

その後、九州の熊襲が騒ぐ背後には朝鮮半島の新羅の動きありとして、神功皇后が出兵した結果、新羅を降伏させ、ついで百済・高句麗も帰順させることが出来たという。

その実年代は、高句麗好太王（広開土王）の碑や、七支刀（奈良県・石上神宮御神宝）の銘文、および朝鮮半島で編纂された『三国史記』等から、およそ4世紀末頃とみられる。

その頃から、半島を経て大陸の文化が伝えられた影響により、我が国の文化も著しく発展した。