概要
2015年冬季イベント『迎撃!トラック泊地強襲』は、それまでのイベントとは異なり、難易度選択制度が実装された。
イベントは複数の海域(ステージ)からなり、各海域の攻略を開始する際に難易度を甲・乙・丙から選択できる(攻略中に難易度を変更する事も可能だが、海域ゲージはリセットされる)。難易度が高いほどクリア報酬も相応の物となり、特に最終海域を甲でクリアすると甲種勲章が授与され、演習時にはそれまでの勲章の獲得数が表示されるので、他の提督へのアピールにもなる。
しかし、練度・資材・時間ともに十分でなければ甲でクリアできないことから、熟練の提督でも丙を選択せざるをえない事態が発生した。また、難易度選択は司令部レベルに依存するため、司令部レベルが低いと甲や乙を選択できない。
ここから金剛のセリフ「HEY!提督ぅー」にかけて丙提督という呼称が生まれた。
ただし、クリア報酬を見比べた場合、難易度ごとに差異があるのは入手できるアイテムの種類くらいであり、いずれの難易度でもクリア報酬の艦娘は必ず入手できる(ドロップ艦は一部異なるという報告がある)。また、イベント後半のE-4、E-5の報酬は、甲種勲章以外は通常海域でも獲得可能な改修資材と勲章であり、その甲種勲章も実装時点では実績表示(資材等との交換も可能)にとどまるため、無理な出撃でいたずらに資材を溶かすよりは丙で安全かつ確実にクリアするという選択もありえた。
2015年春季イベント『発令!第十一号作戦』に於いても同様の難易度選択制度が踏襲(丙作戦でクリアした後は甲作戦に挑戦出来なくなる仕様も追加)されたが、最終ステージであるE-6海域の難易度が甲でも乙でも大差が無かったこともあり、あえて丙を選択する提督も少なくなかった。
そして、2015年夏季イベント『反撃!第二次SN作戦』は過去最凶の鬼畜難易度を誇り、司令部レベル100以上、嫁艦・カンスト艦多数、過去イベント全海域「甲」クリアのベテラン提督ですら最終的に甲でのクリアを諦め、最終面のE-7に於いては報酬の旨みの無い乙を選択せず、丙でクリアした者が多数いたという。
(某攻略サイトの管理人提督氏ですらE-4で資源を完全に溶かし切り、何とか丙で最終海域をクリアしたというほど)
2016春季イベント『開設!基地航空隊』は、丙作戦で突破してアイオワや春風を入手するだけでも立派な勲章となるだろう。(しかも春風はクリア報酬ではなく、最終海域ボスマスでのドロップである)なにせ最終海域を甲で挑むとなれば姫4隻(中枢棲姫・壊、戦艦棲姫、空母棲姫、駆逐古姫)を相手に勝利しなければならないのだから。最奥地へ向かう道のりの険しさは、まさしく戦争そのものであった。当イベントがいかに過酷であったかについては該当記事を参照して欲しい。
尚、丙型駆逐艦や丙型巡洋艦を愛好する提督という用法では全くもって用いられていない。
使っても良いけどさー、空気と場所を弁えなヨ!
甲勲章授与者の中には、一部の掲示板などで心無い煽り行為にこの言葉を使う者が見受けられる。
偶然とは言え、煽り言葉を吐かされることになった金剛からすればいい迷惑である。過去のイベントを甲でクリアした熟練の提督であれ、次回のイベントを甲でクリアできる保証はどこにも無い。(実際に2015年夏季イベントでは、多数の熟練提督に「丙であれE-7までクリアすること自体が大変だった」と言わしめる難易度だった)
他人から反感を買うような用法は大いに慎むべきである。