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二千年若しくは二万年後の君へ

にせんねんもしくはにまんねんごのきみへ

二千年若しくは二万年後の君へとは、「進撃の巨人」The Final Seasonの主題歌である。
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この記事にはネタバレを含みます。


概要編集

正式名称は「二千年……若しくは……二万年後の君へ・・・」。

作詞、作曲、編曲はRevo、歌はLinkedHorizon

今回のLinkedHorizonにはRevo氏の他に、エレン・イェーガー役の梶裕貴ミカサ・アッカーマン役の石川由依が参加している。


アニメ版の集大成……というより、ラストからエンドロール(原作の加筆まで含め)の映像に合わせた楽曲という方が正しい。


勿論これまでの楽曲の要素は含まれており、

  • 前半部分は13の冬(「憧憬と屍の道」のカップリング曲である、ミカサのイメージソング)のセルフオマージュだが、歌詞が前向きなものに変化し、更にあるパートはエレンとのデュエットとなっている。本楽曲において最も特徴的なパートと言えるだろう。
  • 歌唱が石川からRevoに交代した直後は「暁の鎮魂歌」のセルフオマージュ
  • 以後、紅蓮の弓矢Cメロ直前を彷彿とさせるサッシャ氏のドイツ語ナレーションを挟んでからは、同じく紅蓮の弓矢冒頭などで度々使われてきたフレーズが文字通り何度も繰り返す

という、明確な部分だけでもファン必聴の楽曲構成となっている。


また映像の方も原作から更に補強されている。

具体的には

  • ミカサと墓参りに来ていた男性の髪の色が彼女に惚れていた男に酷似している。(とはいえ確定した訳では無いので注意)
  • ミカサの死後、木の下に増えた墓。
  • ミカサの死後、一人で墓参りに来た老人(恐らくかけっこで一番遅かった彼
  • 原作以上に発展したパラディ島
    • 原作では我々の現代レベルの時点で攻撃を受けていたため、パラディ島に恨みのある人々による攻撃が濃厚だった。
    • しかしアニメ版では現代以上に発展していることから、過去を忘れた子孫による戦争という解釈が可能となった。
    • どちらにせよ、戦争は終わらないというメッセージが強く込められている。
  • 原作以上に攻撃を受けているパラディ島。
    • ボロボロに成り果てても尚弾道ミサイルを打ち込んでいることから、戦争の残酷さ、徹底さを表している。
    • 紅蓮の弓矢のフレーズにもあった「紅蓮の弓矢」、「冥府の弓矢」は人類のために心臓を捧げる調査兵団を指していたが、時代が進んだことで弓矢が人ではなく冷徹な兵器を指すようになった。

そして配信版では、アニメ版には無かったフレーズがあるので、興味のある人は是非聞いてみて欲しい。


余談編集

上述した通り、この曲はRevo氏、梶氏、石川氏が歌唱しているが、三人で歌唱するパートはない。

そのせいかエレンとミカサの間に挟まる一般人グラサンとネタにされている。

「二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・」


これは映像中の時間の流れに合わせて歌唱者を変えたからだと思われる。そのためRevo氏は神目線、語り部というのが一番しっくりくる。(曲調が一気に変わるのもそれが理由だろう)

しかし石川氏のパートが終わった瞬間、Revo氏のパートが始まる=ミカサの死(※)ためミカサが亡くなった瞬間、ダッシュで看取りに来たRevo氏とネタが増えた。

※映像においても、ミカサの葬儀(彼女の死の暗示)のカットが入ったタイミングで歌唱者がRevoにバトンタッチしている。


また最後の巨人にも共通することだが、この曲にも「モリを出ろ」というフレーズが含まれている。

これは森から出られなかった少女の父の言葉や、メメント・モリ→モリ(死)を出ろ→生きろというニュアンスが含まれていると考えられる。

また、SoundHorizon(LinkedHorizonの本来名義)の過去作「Märchen」収録の楽曲「宵闇の唄」「暁光の唄」の歌詞にも、死を暗喩した「モリ」という単語があり、そこからの連想もあると思われる。


関連タグ編集

LinkedHorizon

エレン・イェーガー

ミカサ・アッカーマン

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