概要
「亜左兄弟」とは、漫画及びアニメ『地獄楽』に登場する兄弟の事である。兄は黄色の尖った髪型と右サイドの三つ編み、及び隻眼が特徴的な亜左弔兵衛、弟は黒くストレートな長髪と女性みたいな整った顔立ちが特徴的な桐馬。
公式関係者からは“あざーず”と呼ばれ親しまれている。
二人はもともと武家の出身で父母と四人で暮らしていたが、父が仕えていた主君、赤稿藩主が不祥事でお取り潰しになり主君の罪を一緒に背負うことになったため家族ごと貧乏暮らしに転落。母は病死し、父は主君の復讐に参加したとして目の前で処刑されたため、兄弟二人は路頭に迷うことになる。
野盗に襲われるなど度々危険な目に会うが、兄の亜左弔兵衛の直ちに状況に適応する高い順応性で数々の危機をくぐり抜け、また弟桐馬がその兄を支えることで、二人は盗賊を支配し挙句には伊予の山奥に賊の村を作るまでに至るように。兄が盗賊頭で弟が参謀を担っていた。「三つ編みを解いたら嘘」はそんな盗賊時代に作られた兄弟二人だけの秘密の合図である。
二人の容姿はかなり異なって見えるが、桐馬の黒髪は父親譲り、弔兵衛の髪は母親譲りで色素が薄い。元々は弔兵衛も育ちの良さが出た上品な顔立ちをしていたが、敵の盗賊から弟を守るために自ら刃物で顔に傷を付け、その際に隻眼になり荒々しい容姿に。弔兵衛が弟を守り抜いたため桐馬はその美しい容姿を保ったまま成長出来た。
ノベライズ
地獄楽の小説「うたかたの夢」の第ニ話“連星、輝く”では、二人が伊予の盗賊を率いていた頃の話が書かれている。当時他に勢力を増していた土佐の盗賊グループとの衝突が綴らており、亜左兄弟二人のその機転と順応性の高さ、硬い絆を持って困難を乗り越える様子がよく分かる物語となっている。
余談
亜左兄弟のモデルになったのは主にサムライチャンプルーのムゲンとジンのコンビ。彼らに他の好きなモデルを複数組み合わせて考え出された。
(ファンブックより。)