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山田浅ェ門

やまだあさえもん

「山田浅ェ門」とは実在する江戸時代の御様御用をモデルにした「地獄楽」に登場する一族。
目次 [非表示]

モデルは山田浅右衛門。こちらでは「地獄楽」に登場する一族について説明する。


概要編集

刀剣の試し切りと罪人の死刑執行における斬首を生業とする一門。当主の通り名かつ屋号である。

当代当主は主人公の一人佐切の父である吉次。流派は試(ためし)一刀流。その位は実力のほか、人格なども考慮した次代当主としての適性で決まる。彼らの役目には卓越した剣技が求められるため非世襲制である。

幕府から浪人扱いされているので正式な公職ではない。そのため立場は弱く決まった俸禄はない。


一門に属する人物編集

※屋号のため、みな頭に「山田浅ェ門」が付く。

基本は下の名前で区別をつけている。(pixivでもタグ検索ではその方がヒットしやすい。)


※試一刀流の序列は戦闘能力ではなく、

一に御様御用としての能力

二に当主を継ぐ適正=人格により決まる。

序列下位の者が上位の者より強いということはザラ。(ファンブックより)



職務編集

主な業務は、幕府の腰物奉行の管轄下で刀剣の試し斬りを行う“御様御用(おためしごよう)”。また、死罪人の首切りの役目も担う。

一門の稽古には剣術のほか、死罪人の弔いのための俳句も含まれる。山田邸宅内にある剣道場では通いの門下生に加えて、子供や外部の者も剣を教わっており、門下生は当番制で食事を用意したり写経や勉学に勤しむ。

副業として刀剣鑑定、死体売買、死体を材料とした製薬なども行い、収入を得ている。副収入が多いため山田家は意外と莫大な財産を持っている。


剣技編集

以下が山田浅ェ門に伝わる“試一刀流”の剣技である。

山田家の門下生は同じ道場で訓練をともにする故、一つの技を多くの者が使いこなす。


「村時雨」

→素早く何度も斬りつける早業の剣技。士遠期聖殊現など多くの者が使える浅ェ門定番の技。

「篠突く雨」

→村時雨よりも素早い剣技で多重に相手を切り刻む。剣速自慢の典坐が得意とした技で、士遠の教えのもとヌルガイも使いこなせるように。

「秋霖」

→読み方は「しゅうりん」。連続斬撃を雨のように降らして攻撃する。

「鬼雨」

→読み方は「きう」。一刀の大きい斬撃を降らす技。

「兜落」

→読み方は「かぶとおとし」。源嗣が得意とした振り下ろし技で殊現も源嗣を模倣、改良して使用する。

「兜割」

→読み方は「かぶとわり」。兜落よりも威力が増し、兜を割るほどの豪剣が成す力技。こちらも源嗣の得意技を模倣、改良して殊現が使用した。

「二輪月」編集

→読み方は「ふたわのつき」。二人一組で使いこなす浅ェ門一子相伝の大技で、将軍に見せる演武の型で二人同時に最速の居合術で斬り伏せる。本編では佐切と士遠が一組になって繰り出した。


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