モデルは山田浅右衛門。こちらでは「地獄楽」に登場する一族について説明する。
概要
刀剣の試し切りと罪人の死刑執行における斬首を生業とする一門。当主の通り名かつ屋号である。
当代当主は主人公の一人佐切の父である吉次。流派は試(ためし)一刀流。その位は実力のほか、人格なども考慮した次代当主としての適性で決まる。彼らの役目には卓越した剣技が求められるため非世襲制である。
幕府から浪人扱いされているので正式な公職ではない。そのため立場は弱く決まった俸禄はない。
一門に属する人物
※屋号のため、みな頭に「山田浅ェ門」が付く。
基本は下の名前で区別をつけている。(pixivでもタグ検索ではその方がヒットしやすい。)
※試一刀流の序列は戦闘能力ではなく、
一に御様御用としての能力
二に当主を継ぐ適正=人格により決まる。
序列下位の者が上位の者より強いということはザラ。(ファンブックより)
試一刀流 | 名前 | CV | 担当死罪人 | 氣属性 |
---|---|---|---|---|
一位 | 衛善 | 古川慎 | 陸郎太 | 木 |
二位 | 殊現 | 鈴木崚汰 | 水 | |
三位 | 十禾 | 法流坊 | 土 | |
四位 | 士遠 | 小林親弘 | あか絹 | 木 |
五位 | 仙汰 | 山下大輝 | 杠 | 水 |
六位 | 蘿藦 | 火 | ||
七位 | 努々 | 木 | ||
八位 | 源嗣 | ボルケーノ太田 | 茂籠牧耶 | 水 |
九位 | 付知 | 市川蒼 | 民谷巌鉄斎 | 金 |
十位 | 典坐 | 小林裕介 | ヌルガイ | 火 |
十一位 | 期聖 | 土岐隼一 | 慶雲 | 土 |
十二位 | 佐切 | 花守ゆみり | 画眉丸 | 木 |
裏許し | 清丸 | 金 | ||
裏許し | 威鈴 | 水 | ||
段位未定 | 桐馬 | 小野賢章 | 亜左弔兵衛 | 土 |
段位未定 | 鉄心 | 火 |
職務
主な業務は、幕府の腰物奉行の管轄下で刀剣の試し斬りを行う“御様御用(おためしごよう)”。また、死罪人の首切りの役目も担う。
一門の稽古には剣術のほか、死罪人の弔いのための俳句も含まれる。山田邸宅内にある剣道場では通いの門下生に加えて、子供や外部の者も剣を教わっており、門下生は当番制で食事を用意したり写経や勉学に勤しむ。
副業として刀剣鑑定、死体売買、死体を材料とした製薬なども行い、収入を得ている。副収入が多いため山田家は意外と莫大な財産を持っている。
剣技
以下が山田浅ェ門に伝わる“試一刀流”の剣技である。
山田家の門下生は同じ道場で訓練をともにする故、一つの技を多くの者が使いこなす。
「村時雨」
→素早く何度も斬りつける早業の剣技。士遠や期聖、殊現など多くの者が使える浅ェ門定番の技。
「篠突く雨」
→村時雨よりも素早い剣技で多重に相手を切り刻む。剣速自慢の典坐が得意とした技で、士遠の教えのもとヌルガイも使いこなせるように。
「秋霖」
→読み方は「しゅうりん」。連続斬撃を雨のように降らして攻撃する。
「鬼雨」
→読み方は「きう」。一刀の大きい斬撃を降らす技。
「兜落」
→読み方は「かぶとおとし」。源嗣が得意とした振り下ろし技で殊現も源嗣を模倣、改良して使用する。
「兜割」
→読み方は「かぶとわり」。兜落よりも威力が増し、兜を割るほどの豪剣が成す力技。こちらも源嗣の得意技を模倣、改良して殊現が使用した。
「二輪月」
→読み方は「ふたわのつき」。二人一組で使いこなす浅ェ門一子相伝の大技で、将軍に見せる演武の型で二人同時に最速の居合術で斬り伏せる。本編では佐切と士遠が一組になって繰り出した。