CV:山下大輝
人物
背番号:9 ポジション:外野手/ピッチャー 投打:右投右打 身長:168cm
私立風林学園中等部1年→2年。色黒な肌が特徴。
リトルリーグでは名門チームの南陽ライオンズに所属しており、弱体化した風林中野球部を補強するという名目のもと、新監督として招聘されていた国友の紹介でスポーツ推薦として入学した。
野球部入部当初は実力至上主義のライオンズでエースとして実績を残したことから生意気かつ攻撃的な性格だった。主将の茂野大吾ら上級生であっても実力が自分より劣る者にはタメ口を使うなど自分の実力を鼻にかけ、大吾と生徒会長の丹波広夢を除くほとんどが女子部員だった野球部をあなどっていたが、入部初日の練習試合で彼らに惨敗し、苦汁を舐めることになる。
その後、自分たちの進学が決まった時点で国友の監督就任が取り消されていたことが発覚。肝心の国友とは音信不通になり、野球部へのこだわりがない千葉拓巳ら南陽の同期4人が入部を辞退しシニアリーグに移る中、他のメンバーが一般受験で入学したのに対し、勉強ができない自分だけ入試・入学金免除のスポーツ推薦で特別に入学したことを知る。このため、入部を辞退すれば在籍資格を失い他校に転校するしかなくなるという事実を突きつけられ、やむを得ず正式に入部した。
以降は生意気な態度をとりつつも、練習態度や上級生への礼儀などを改善している。
入部当初は「球は速いがスタミナがない」と苦言を呈されており、コントロールにもムラがあるが、1か月の練習で力配分や制球に難を残してはいるものの「軟式にも生きの良いのがいる」と大尾中の魚住昴太郎からも評価されている。
冬に監督に就任した佐藤寿也からも魚住と同様の評価をしており春先に向けて「変化球の習得とスタミナを強化すればもっと良くなる」と期待されている。
寿也による特訓メニューで脚の筋肉を鍛えてからは球の制球度が安定を増している。
丹波の離脱後、シニアを辞めた千葉を紹介する。敗戦の悔しさや体調不良による大吾の一時的な離脱などを機に、チームの一員として精神面でもかなり成長が見られ、再入部後も変わらない千葉の態度に呆れて厳しく諭したり自分勝手な行動をとった際には制裁するなど入部当初に見られた傲慢さは少なくなった。
また、藤井千代に一目惚れされ、彼女がマネージャーから野球部に入部するきっかけを作った。千代からの思いには当初は困惑していたが、投手を目指すことになった彼女に早朝のランニングに誘ったり、アイシングを勧めたりと少しずつ距離は縮まっている。