「ここにいて下さい。――ここにいて」
「ここですよ、伊奈帆さん。――私は、ここにいます」
概要
「アルドノア・ゼロ」の界塚伊奈帆とアセイラム・ヴァース・アリューシアのカップリングに付けられるタグ。
地球の軍人と火星のプリンセスという身分違いながらも、互いに対等に接している。
親善大使として地球を訪問したアセイラムであったが、火星騎士が引き起こした暗殺事件に巻き込まれてしまう。
姿を変え、付き人であるエデルリッゾと共に新芦原市内に潜んでいた所を、避難のタイミングを逃した伊奈帆と出会い、行動を共にするようになる。
その後、伊奈帆は何度もアセイラムの危機を救っている。
表情がほとんど変化しないので分かりにくいが、姉である界塚ユキによると伊奈帆はアセイラムに「相当入れ込んでいる」らしく、アセイラムもまた、自分の命を何度も救ってくれた伊奈帆に感謝している。
以下本編のネタバレを含む
12話で、アセイラムは伊奈帆を助けようとザーツバルムに頭を撃たれ倒れる。また、倒れたアセイラムに這い寄ろうとした伊奈帆もスレインにより左眼を撃ち抜かれ、互いに重傷を負ってしまう。アセイラムはそのままスレインに連れ去られる。
奇跡的に復活した伊奈帆は、アナリティカルエンジンを搭載した義眼を使い、アセイラムを救おうと戦い続ける。しかし、使用していくたびに脳の負荷も大きくなっていき、左眼が痛む描写が増えていった。
アセイラムは、意識不明のまま眠り続けるが22話で意識を取り戻す。
スレインが地球上に王国を築くために地球連合軍と戦っていることを知ったアセイラムは、その戦いをやめるように命じる。姫様のため、とスレインにその命令を拒否され一時は幽閉されてしまうが、その後の地球連合軍の月面基地襲撃により、親兵に連れられ脱出する。
時を同じくして、伊奈帆は地球連合軍の本当の目的がアセイラム姫暗殺であることに気付く。
伊奈帆はアセイラム暗殺を阻止するため、韻子のバックアップを受けつつ単身月面基地に潜入し、運良く地球連合軍から逃げるアセイラムと再会する。しかし再会までに義眼を使用し続けた結果、アセイラムの無事を確認した直後に、負荷により意識を失ってしまう。アセイラムの呼びかけに目を覚ます伊奈帆だったが、それは彼ではなく義眼のバックアッププログラムだった。
義眼はアセイラムに『この少年はアセイラム姫殿下を自己とは別の個体と認識しながらも自己の一部と誤認している。よって最大限、姫殿下の安全を望み保護しようと行動している』と語る。
それを受けたアセイラムは、義眼に『私も貴方のことを自分の一部のように思っています』と伝えて欲しいと涙ながらに頼み、自らの首飾りを伊奈帆に手渡した。
表記ゆれ(伊奈セラ)について
互いの呼び名は「伊奈帆さん」、「セラムさん」である。(セラム、はアセイラム姫の望んだ呼称であるが、実際に姫である彼女をそう呼んだのは伊奈帆だけであった)
本編は2クールであったが、1クール目は変装した一般人の姿、2クール目はアセイラム姫としてのドレス姿(金髪)であることが多かったため、1クール目アセイラムを指すタグとして、意図的に伊奈セラタグをつけるユーザも存在する。ただし、伊奈帆は一般人姿・ドレス姿関係なく、「セラムさん」と呼ぶ。
別名・表記ゆれ
関連イラスト