昭和5年1月1日、東京都生まれで、少年時代は親の出身地である徳島県で育った。
昭和30年に漫画読本(文芸春秋)にて掲載された「ほのぼの君日記」でデビュー。
昭和31年より東京新聞にて「ほのぼの君」の連載を開始。スタート当初は、台詞のない「サイレント漫画」形式だった。昭和45年より中日新聞など5紙を加えて「ちびっこ紳士」の連載を開始。
昭和59年の連載5,000回突破を機に「ほのぼの君」にタイトルを変更。登場人物が子供と動物だけというのと、自然、環境問題をテーマにした作品を多く執筆してきた。平成16年に同作で第33回日本漫画家協会賞を受賞。
熱心なカーマニアで、特にポルシェとミニをこよなく愛好したことでも知られ、車に関する著作もある。また、昭和36年〜昭和42年にかけて漫画家活動の傍らレースやラリーにも出場し、優勝経験もある。
しかし、直腸がんや腹部大動脈瘤の手術による休載やパーキンソン病の発症により、平成19年3月8日掲載分で実質44年、15,451回にも及ぶ長期連載を終了。新聞漫画では日本最長記録となる。
平成22年6月28日、肺炎で逝去。享年80歳。
主な代表作
マンガ作品
・ほのぼの君日記
・ほのぼの君(旧)(1955〜1962年、2,454回)
・8すけ9すけ(1958年、京都新聞連載)
・オカルちゃん(1965〜1966年、山形新聞、北日本新聞など地方紙で連載)
・ちびっこ紳士→ほのぼの君(新)(1970〜2007年、12,997回、北海道新聞では13,014回)
・佃公彦のカーコント(ベストカー連載)
その他
・「ラジオ体操」キャラクター(1978年、ラジオ体操50周年記念キャラクターとして制定。同年、そのキャラクターを採用した50円切手も発行された)
・「お笑い頭の体操」挿絵全般(TBSテレビ、大橋巨泉司会)
・阿波銀行(徳島県)マスコット
・大光銀行(新潟県)マスコット
・日新火災海上保険マスコット「ゆう太くん」
・「小犬のプルー」、「僕は大きな石ころさ」(NHK「みんなのうた」)アニメーション製作
・「グリーンキャンペーン」(名古屋テレビ)キャラクターデザイン