概要
東京無線、チェッカーキャブ無線に次ぐ第3位の規模を誇るタクシー協同組合だが、2011年に大和自動車交通と業務提携して以降、組合の名前が出ることは少なく、車両仕様・チケット・無線配車などが大和仕様で運用されており、実質大和自動車と一体化している。
かつては「中央無線」の名称で独自に無線配車を行っており、基地局から順番に車両を呼び出すポーリング方式と各車両が信号を基地局に発信する任意発呼を組み合わせた独自仕様を採用していた。
しかし所属車両数2500両に対して非無線車もそれなりに多く、全車両が無線車化されたのは大和提携後のことである。
中央無線時代の大口契約先の一つにフジテレビがあり、ドリフ大爆笑のコントで中央無線の車両が使用されたことがある。
加盟事業者
事業者名 | 車体表記 | 所在地 | 保有台数 | 備考 |
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足立タクシー | ADACHI TAXI | 足立区梅島 | 80 | |
栄光交通 | EIKO/EIKO KOTSU | 足立区足立 | 40 | |
盈進自動車本社営業所 | EISHIN JIDOSHA | 大田区東糀谷 | 60 | |
盈進自動車葛西営業所 | EISHIN JIDOSHA | 江戸川区南葛西 | - | |
京北自動車交通 | KEIHOKU | 豊島区池袋 | 39 | |
サンベスト東信高島平タクシー営業所 | SUNBEST/SUNBEST TAXI | 板橋区高島平 | 83 | 山手グループ |
サンベスト東信舟渡タクシー営業所 | SUNBEST/SUNBEST TAXI | 板橋区舟渡 | - | 山手グループ |
省東自動車 | SHOTO | 板橋区前野町 | 80 | |
正和自動車 | SHOWA | 足立区千住宮元町 | 140 | |
政和自動車本社営業所 | SEIWA | 足立区千住宮元町 | 84 | |
政和自動車南千住営業所 | SEIWA | 荒川区南千住 | - | |
大同自動車 | DAIDO | 江戸川区春江町 | 38 | 本社は豊島区目白 |
東京ラッキー自動車 | TOKYO LUCKY/LUCKY | 板橋区大山金井町 | 42 | KMグループ加盟のラッキータクシーとは無関係の別法人 |
東都交通 | TOTO KOTSU | 北区豊島 | 92 | 東都タクシーとは無関係の別法人 |
西新井相互自動車 | NISHIARAI SOUGO | 足立区梅田 | 74 | |
日幸 | NIKKO | 葛飾区堀切 | 58 | |
日の出交通 | HINODE KOTSU | 足立区本木 | 56 | |
日吉交通 | HIYOSHI KOTSU | 葛飾区堀切 | 46 | |
不二タクシー | FUI | 江東区亀戸 | 64 | |
北光自動車交通 | HOKKO | 板橋区徳丸 | 73 | |
マルコータクシー | MARUKO TAXI | 足立区鹿浜 | 75 | |
目黒自動車交通目黒営業所 | MEGURO KOTSU | 目黒区碑文谷 | 68 | 本社は江東区亀戸。ロイヤルリムジングループ |
目黒自動車交通葛飾営業所 | MEGURO KOTSU | 葛飾区青戸 | - | 元月島自動車交通本社営業所 |
大和交通保谷 | 西東京市泉町 | - | 北多摩交通圏 | |
大和自動車交通立川 | 立川市富士見町 | - | 北多摩交通圏 | |
大和自動車交通江東 | 江東区猿江 | 249 | ||
大和自動車交通羽田 | 大田区昭和島 | 80 | ||
大和自動車 | 江東区猿江 | 158 | ||
大和自動車王子 | 北区豊島 | 122 | ||
丸井自動車 | 足立区千住関屋町 | 79 |
保有台数は東京タクシーセンターの優良事業者一覧を参照。
脱退事業者
事業者名 | 脱退年 | 脱退後の動き |
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同進交通 | 1994年 | 東京無線へ移籍(のちに脱退)、現:ベイサイドホールディングス |
こだま交通 | 1996年 | 日本交通へ事業譲渡 |
真和タクシー | 1996年 | 大和自動車交通へ事業譲渡 |
松竹事業 | 1999年 | 京王交通(現:飛鳥交通)へ事業譲渡 |
日停モータース | 2003年 | 飛鳥交通に吸収合併 |
南部自動車 | 2005年 | 廃業 |
ワカイ交通 | 2005年 | 非無線・独自営業化。2007年に第一交通産業へ買収されて鹿浜営業所となり、2011年廃止 |
東京ラッキー自動車 | 2006年 | 国際自動車グループに移籍。現在のラッキータクシー |
松竹交通 | 2007年 | 帝都自動車グループに移籍 |
コーディアルタクシー | 2007年 | 帝都自動車グループに移籍 |
第四松竹タクシー | 2007年 | 帝都自動車グループに移籍 |
ムサシ交通 | 2009年 | 帝都自動車グループに移籍 |
大洋自動車交通 | 2009年 | 帝都自動車グループに移籍(のちに脱退) |
丸正自動車 | 2009年 | 廃業 |
山手交通 | 2010年 | 国際自動車グループに移籍 |
新進タクシー | 2010年 | 国際自動車グループに移籍 |
内山観光タクシー | 2010年 | 東都自動車グループへ買収 |
北斗システム輸送 | 2012年 | 非無線・独自営業化 |
金龍自動車交通 | 2014年 | 日本交通へ事業譲渡、現:日交美輝 |
国際電気 | 2016年 | 廃業 |
昭栄自動車 | 2018年 | 日本交通グループへ移籍 |
改進タクシー | 2018年 | 日本交通グループへ移籍 |
日日交通 | 2018年 | 日本交通グループへ移籍 |
マルコー観光タクシー | 2022年 | マルコータクシーへ統合 |
マルコーリムジン | 2022年 | マルコータクシーへ統合 |
大和自動車交通の概要
1939年に中野区で新倉文郎により中野相互タクシー株式会社として創業し、1945年に現社名へ改称する。
タクシー会社としては数少ない株式公開企業で、東証二部に上場している。
日本交通、帝都自動車交通、国際自動車と共に東京四社営業委員会を構成するが、東京無線とタクシー配車アプリとタクシーチケットの統合を発表し、除名処分寸前にまで行った事がある。
子会社に燃料販売商社、保険代理店、不動産管理会社を持ち、ハイヤー・タクシーの事業運営におけるバリューチェーンを自社グループ内で完結させているのが特徴。