概要
アレクサンドリア図書館
長年イスカンダルの側近を務めたプトレマイオス一世が計画し、息子のプトレマイオス二世が建設した伝説の図書館。
内戦中のカエサルが放った火で意図せず焼失するも、その後300年は健在であった。
『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』では、プトレマイオス一世がアトラス院と協力して作り上げた海底にあるもうひとつのアレクサンドリア大図書館が登場する。
イヴァン雷帝の書庫
イヴァン雷帝は生前、文化の保存のために古今東西ありとあらゆる書物を自身の書庫に保管していたという伝説がある。
書庫の焼失と物品の散逸で真実は定かでなくなってしまったが、彼が書物(というより人類の文化)を大変好ましく思っているのは確かである。
彼との絆を深めたマスターは、かの書庫に対する彼の思いを知ることができるかもしれない。
以下、雷帝の幕間に関するネタバレあり
地下図書館の充実のために「デジタル万引き」という大人気ない掠奪を計画した雷帝とイスカンダル。
その前に、世界の本を集積する図書館が「地下図書館」という味気ない名前では格好が付かないと思い、イスカンダルは「偉大なるアレクサンドリア図書館」と名付け、雷帝は「偉大なるアレクサンドリア恐るべきイヴァン図書館」と名をつけた。
勿論管理者である紫式部の名を外してはならぬので、「偉大なるアレクサンドリア恐るべきイヴァン可憐なる紫式部図書館」を正式名称とするつもりであった。
紫式部は気絶した。せめて自分の名前だけは外してもらいたかった。
手始めにロンドンの本屋から略奪をすることにした彼らは、悪質な詐欺ゴーストを物理的に説き伏せ稀覯本魔道書珍書奇書のデータを持ち帰った。
が、しかしスパルタクスから「管理者は紫式部であるのに汝らの名を冠するのは暴虐にして圧制の極みである」と諭され、名前を残すのは紫式部のみ、それ以外は自身らの二つ名のみとする形で、
『偉大にして恐るべきされど可憐なる紫式部図書館』
を正式名称にしようと提案。
紫式部にとっては外してもらいたかった自分の名前だけが残っている。スパルタクスの正論は見事裏目に出た。
そのうえ、珍しい本に心を奪われた彼女は、提案を空返事で了承してしまい、気づいてみれば図書館の入口には金銀ダイヤで装飾したメチャクチャ立派な銘板がしっかり設置され、否が応にもこの名称が目に入る作りになっていた。
紫式部は泣いた。
関連タグ
どんな名前だ・・・だが辛うじてpixivのタグ文字数制限30文字で収まっており、ちゃんとタグとして使用可能。ツァーリは間違えない。