ネタバレ注意!先行版未プレイの方はご注意ください。
焦土の上、不毛の地に月光が射し、白い花園が浮かび上がった。
概要
優曇華とはドールズフロントラインに登場する植物である。
データ
草丈は30㎝ほど、ユリ科の植物の特徴を備えており塊茎を持つ、花はヒガンバナに似ておりPVを見る限り離弁花である模様。葉っぱや枝は見られず太い茎だけが花弁を支えている。開花すると白い美しい花を咲かせる。
海外では「エピフィルム(クジャクサボテン)」「月下美人」と表記されているので、モチーフはクジャクサボテン属の植物のようだ。
特性
コーラップス液を球根に吸収し無害化できる唯一無二の特性を備えている。これだけ見れば荒廃した世界を救う切り札になるのではないかと思われるが、この花、とんでもない欠点がある。それは花が開花するときに起こる。なんとこれ溜め込んでいたコーラップス液を花弁が開くときにそのまんま空気中に放出してしまう。何てことしてくれるんだ。しかしそこにさえ目をつぶれば、安定化が不可能な危険物質を浄化できるまさに希望の花である。
タリンでは
「終焉の花海」という場所に群生、何キロにも及ぶ丘陵地帯を花園が埋め尽くしている。ここには無数の異性体が群れており、この花の世話をしている。その理由は花の特性を生かして彼女たちが開花時のコーラップス液放射を浴びることで安楽死するため。理由がかなり重い。しかし不完全な機械の体で生き続けるよりましなのかもしれない。
なおこの花畑、基地背景としてゲーム内通貨での購入が可能である。Live2Dで花が揺れ、花弁が風で舞い上がる。
余談
もともとこれ、90WISHの研究対象だったが、開花するときの特性により失敗作とされた。実際研究室でも厳重にガラスケースに入れられており放射線危険物質のマークが付けられていた。しかしある研究者はこの特性を喜んでいた。
「エピフィルム」は元々ビジュアルノベル版面包房少女の初期タイトルの一つでこの構図も未使用に終わったポスターで使われた物であり、十数年振りの原点回帰セルフオマージュである。
更なる余談
優曇華とはもともとサンスクリット用語で三千年に一度咲き、如来や聖王の誕生を祝福する花という意味。正式名称はウドゥンバァラ。日本には天竺に咲く神聖な花として竹取物語に出てきていたりする。
また、ドルフロ続編の「少女追放」では、なんと自生している。
野生化個体がでてしまったのだろうか?
そして、脅威は遂に…。
大型イベント「鏡像理論」でパラデウスの開発した「花粉炸裂弾」が登場。
優曇華の花粉を散布し開花を誘発させるという恐ろしい兵器であり、高過ぎる無害化故に内部のコーラップス液が検知不可能になるという優曇華の特性が合わさる事で、優曇華に溜め込ませた状態で検疫を潜り抜けて大量のコーラップス液を都市内に持ち込み、花粉炸裂弾で一斉放出させ都市を丸ごと汚染地域へ変える大規模汚染テロが可能となる。
ストーリー内ではこれを起動させることを防ぐために戦闘する羽目に…
関連イラスト
異性体たちとともに描かれることが多い。
傍から見ればただのきれいな花畑である
関連タグ
青い彼岸花・・・元になった植物が同じ、物語の中で重要な植物という点で共通している。
異性体・・・この花園に住んでいる。