CV:羽多野渉
概要
冥道丸とは、『半妖の夜叉姫』に登場する妖怪である。
強大な力を持ちながらも”時の風車”に選ばれることなく、戦国の世に取り残されたため、殺生丸の御母堂黙認のもと、事実上の”時の歯車”の番人となって潜り抜けようとする妖怪を斃しつづけた大妖怪。
容姿は化粧を施した男性で、たまにオネエ口調が混ざる。武器は幅広の刃が特徴の双刃刀。
斃した妖怪の怨念をも飲み込んでおり、その縁の糸は膨大な数となっているが、その全ては束ねられ風車へと繋がっている。
令和の世に妖霊星が襲来しつつあることを知った3人の夜叉姫は御母堂のもとを訪れ、時の風車を潜り抜けようとしたが、番人となった冥道丸と戦い、強大な怨念の力に圧倒される。
もろはの「破魔の矢」で身体を砕かれてもすぐに再生するほどの生命力を見せつけ夜叉姫たちを圧倒するが、せつなが掴んだ「負傷などで大きく消耗すると縁の糸を可視化できる」という事実を受けたとわの斬星剣によって妖力を吸われ、その隙を突いたせつなに糸の大元を断ち切られて敗北する。
敗北した冥道丸は、時代に選ばれなかった理由が「ただ自らの力不足だった」ことを悟りつつ、穏やかな表情で潔く昇天していった。