※神代兄妹の項も合わせてどうぞ。
注意
神代兄妹タグよりもカップリング色が強いタグであり、所謂近親愛であるため、
このタグが付けられている作品の閲覧に際してはその点を留意されてください。
概要
神代凌牙と神代璃緒のカップリングタグであり、彼らの間に見え隠れする恋愛に似た感情をフィーチャーしている。
凌牙サイド
璃緒が登場する以前から、凌牙は璃緒を傷つけた者を単身追い続けるなど、愛の深さを見せてはいたが、その愛が単なる兄妹のそれなのかどうかは回想シーンがないこともあって不明であった。
しかし78話で凌牙が幼少の頃に恥ずかしいからと一度は拒否したペアリングをずっと嵌めて続けていたこと、またその指輪を触らせたがらなかったことが判明。しかも無事意識を取り戻した璃緒をおんぶするのではなく、わざわざお姫様抱っこするなど、一見するとまるで恋人に接しているかのような態度である。
以降、ベクターが本格登場するまでの日常回でたびたび2人の関係が取り上げられるが、華道部にいることを知らないはずの凌牙が妹のデュエルの一部始終を隠れ見ている(79話。何故そこにいたのかというツッコミは野暮である)、妹とよく「喧嘩デュエル」をしており、興味がないような素振りを見せながらも璃緒の戦術を完璧に把握している(91話)など、璃緒を思う気持ちを存分に見せつけてくれた。
ペアリングとお姫様抱っこの件を除けば、単に妹思いの兄のような描写でもあるのだが、少なくとも凌牙には他に大切な女性はいないようであり、バリアン界の使者であるギラグには「璃緒は凌牙の弱点」という認識をされている。
璃緒に生活がずぼらな面や苦手な食べ物を把握されていることについてはあまりいい顔をしていないが、あくまでポーズであり妹への苦手意識はそれほどないようである。
璃緒が凌牙に言いたい放題言っている場面の方が目立つが、凌牙も凌牙で璃緒に対して言いたいことはごまかさずにはっきりと言っている。
璃緒サイド
凌牙が自分に示す好意は基本的に嬉しくてたまらないようであり、お姫様抱っこを嫌がるどころかむしろ喜び、腕を回して凌牙に抱きついている。
第一声で冷たくあたっていたあとにこの落差である。
79話の初デュエル回では、荒んでしまった凌牙への恐怖心や、それでも兄のために完璧でいたいという気持ちが吐露された。2人が孤児であるということもあってかやや複雑な心境のようだが、それでも敵が凌牙を罵倒するとそれまでの丁寧口調をかなぐり捨てて怒りを露わにしていた。根本的には兄のことをとても大事に思っているようである。
91話の兄妹喧嘩デュエルにおいては、兄に頼りきりだった自分を変えようとしていることが判明した。
凌牙への態度は文字通りのツンデレであり、人前や決闘中などはあえて突き放した態度(ツン)をとることが多いが、2人きりの時や親しい人間の前では好意をはっきりと示して甘える(デレ)。
頬を赤らめ猫撫で声で甘えたりするところは何ともあざとくて可愛らしい。
また、甘えたい時に兄が素っ気ないと頬を膨らませてむくれることもある。
決闘中の凛々しい様子とは別人のようである。
余談
璃緒は猫が苦手だが、兄妹の使うデッキのモンスターの主力は魚族と鳥獣族。
揃いも揃って猫の好物なのは何の因果だろうか。
また、双子の兄妹の恋愛についてだが、日本では前世で心中した恋人同士が男女の双子として生まれてくるのだという俗説が広く知られていた。
残念ながらあまりいい意味ではないのだが……。
真相
終盤に至って、2人は前世(正確には前々世)でも双子の兄妹だったことが発覚した。
前世でもナッシュ(凌牙)はメラグ(璃緒)を強く想っていたようだが、その想いゆえにメラグの死がナッシュに重くのしかかっていくこととなる。
また、メラグはバリアン世界でのベクターとの戦いで(ドルベと共に)敗北。
ナッシュのことを想いながら命を散らした。
この時のとても美しいイメージはファンなら必見である。