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概要編集

1914年に漢陽兵器廠初代所長の劉青恩が開発した軍用半自動小銃。劉将軍小銃(General Liu rifle)とも。

構造としてはバングライフルと同様の銃口「ガストラップ」セミオートシステムを採用している。

また銃口にあるシリンダーを反時計回りに回すことでガストラップのセミオートとストレートプルを切り替えられる独特な機能があり、これは先進的ではあるが当時の技術では動作不安定だった半自動小銃の保険として、動作不良に陥った際にも緊急で使用できるようにするためである。


このためパーツが精密で、当時の漢陽兵器廠では製造不可能だったため、1914年4月にはアメリカのプラット&ホイットニーに試作品製造と製造機械の発注が行われた。

これは実際にプラット&ホイットニー製と漢陽兵器廠で作った劉氏手製をテストした所、中国製バネが射撃に耐えきれなかったことが記録に残っている。

しかし劉氏手製の試作品2丁、プラット&ホイットニーの試作品1箱(12丁)完成した所で劉慶恩が脳卒中で倒れてしまい、開発は頓挫して他に設計を引き継げる者もおらずそのままお蔵入りになってしまった。

なお製造機械自体は無事に漢陽兵器廠に届き、のちの中国兵器開発の礎となったと言われる。


フィクションでの使用編集

ドールズフロントライン - 民間軍事会社に雇われた指揮官として、会社の備品である自身が使用する銃と同じ名を与えられたアンドロイド「人形」を指揮して災難を乗り切るシミュレーションゲーム。劉氏歩槍の名が与えられた人形が使用する。


性能編集

全長1225mm
銃身長647mm
重量4.7kg
使用弾薬8mmモーゼル弾(7.9x57mm)
装弾数6発
口径32口径

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