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ルフィ………」

助けて…

概要

泥棒猫ナミの台詞。

アーロン一味を相手に孤軍奮闘していたナミがようやく発せた救いを求める言葉である。

経緯

アーロンネズミの共謀によりココヤシ村を解放するため頑張っていたナミの努力は灰燼と化す。

その非道に怒ったココヤシ村の住人はアーロンパークに攻め入ろうとするもその特攻もまたナミが望まないことでありそれを止められなかったナミは更なる失意に陥りアーロンへの憤りを肩の刺青に向けてナイフでえぐる。

そこにいきなり現れたのがいくつかの航海を共にした麦わらの一味の船長ルフィ。彼はナミの自傷を途中で止めて彼女から向けられるとげとげしい言葉にも自然体で返す。

そんなルフィを相手にこらえ切れなくなったナミは遂にこれまで言えなかった「助けて…」という短い一言を口に出すのだった。

その後

ナミから助けを求められたルフィは彼女に自身の大切な麦わら帽子を預けて「(自分の大切な仲間を助けるのは)当たり前だ!!!!!」と大声で叫ぶ。

そのルフィの行動と言葉に染み入ったナミは更にルフィの進行方向に麦わらの一味の仲間たちを見つけて彼らもナミのために戦うのを快諾したことに感極まるのだった。

余談

ナミ役の岡村明美はナミを演じてきた中で一番思い入れのある場面として挙げており、ウソップ役の山口勝平との対談の中で、「ナミは、『助けて』と言ったらその人が死んでしまうと思っているから、自分が人に助けを求めてはいけないと思っているんです。でもそんなナミが、『助けて』と言えるくらい信頼できる仲間を見つけたんです」と語り、「あの場面で、ナミがずっと言いたかったけど言えなかった言葉をやっと出せた」「一番重くて、思い出深いです」と述べている。

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