説明
努力すれば何かしらの成果が得られることである。つまり無駄な努力は無いということでもある。
ただし、得た成果が努力をした当人の望んだ通りの内容であるかどうかは別問題、というのもまた現実であり、ゆえに努力しても(望んだ)成果が得られないというのもまた珍しい事ではない。
だからといって物事に対しては「努力しないと何も成果を上げられない」ということも多い。
一方で「望んだものでなくとも、結果として以前の自分からは変化はあったのだから、努力した事自体は無駄ではなかった 」とする慰め(あるいは努力を否定したい者にそれを許さず、無理矢理にでも結果をよいものとして肯定させるための詭弁)も多分に含む言葉と言える。
さらに言えば成果を上げた人、というのは自覚の無い努力をした上で、更に自覚した努力をしている人とも言えるケースがある。
こういう人の「自覚無く行っている努力」を「自覚しないとできない」人の場合は、そこからさらに「更に上の努力をせねばならない」わけで、またその過程や選択肢でも努力の方向性を間違える可能性は無理矢理な努力をしている故にこそ格段に高くなる。つまりはそもそもの(特に意識上の)スタートラインや選択ルートからして根本から違っているのである。
これをして水木しげる先生などは自著で「才能と収入は別。努力は人を裏切ると心得よ」と遺しており、また「しないではいられないことをし続けなさい」「成功や栄誉や勝ち負け(成果)を目的にこと(努力)を行ってはいけない」とも述べている。
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無駄な努力:努力した本人にとって望む結果や成長などの得るものがなかった場合は(努力が)この烙印を押される。
鴨川源二(はじめの一歩):作中にて「努力した者が全て報われるとは限らん しかし! 成功した者は皆 すべからく努力しておる!!」と本記事を連想させる名言を述べている。