真面目に働いているだけなのに……。うぇ……なんでぇ!?
あらすじ
※以下公式からの引用
異世界へのゲートが開発され、各国は新資源を求めてそれぞれが特区を建設。それぞれが新界と名付けられた別の異世界を探索、開発している世界。
人間が直接異世界に行くと、未知のウイルスなどで影響が出る可能性があるため、各国は専用の遠隔操作ロボット『アクタノイド』を送り込んでいた。
臆病、コミュ障ゆえに就活に失敗していた兎吹千早は完全在宅業務の文字に惹かれてアクタノイドの操縦者アクターとなる。
その選択こそが、新界関係者を震え上がらせるボマー誕生の瞬間だった。
概要
著者:氷純 イラスト:どぅーゆー
現在2巻まで発売。
世界各国が異世界へのゲートを開き、新界と名付けられた異世界の資源を求める時代。
そんな時代に爆誕した、ヤバい新人主人公の奮闘記である。
キャラクター
- 兎吹千早
緊張すると不気味な笑い方をする上に、他人に話しかける勇気も無く、最終的に何でも一人で解決しようとする悪癖持ち。
ジャージを着用し、年齢にしては幼児体型で、髪は長くてボサボサ。目の下にくまもある。
学生時代にアクタノイドに触れており、全国の工業高校卒業生に、新界の調査員としてスカウトの手紙が送られた為、リモートで行える仕事に魅力を感じて飛びつく。
までは良かったが、コミュ障の悪癖と、細かな点に気づく洞察力、極度の緊張に晒されたさいの思い切りが良すぎる行動で、周囲の人間をドン引きさせてしまう。
おまけに、変な笑い声を回線がオンの状態でやってしまい、貴重な資源の爆破、傭兵のアクタノイドを笑いながらパーツ剥ぎ取り等、本人の意図しないところで『ヤバい奴』扱いされ、そのバーサーカー染みた在り方から『ボマー』とも呼ばれる事に。
用語
- 新界
千早が小学生の頃に確認された異世界。
未知なる資源を求めて、各国はそれぞれ別の異世界を担当しており、日本では「新界資源庁」が管理している。
動植物も地球の生態系の常識を超えており、生半可な銃火器では死なない猛獣がそこら中に生息。
ウイルスを持ち込まない為、資源の回収・調査はアクタノイドで行う。
- アクタノイド
人型の遠隔操作ロボット。
無線・有線で操作可能で、モーションキャプチャー技術の応用で感覚的に操作できるので、遠隔地や危険区域での作業に適している。
操作する人間は「アクター」と呼称し、用途毎に分類されている。
- ラウンダー系:様々な環境で扱えるオールラウンダー。政府から支給されているのはこの型。
- スプリンター系:速さに特化した型。
- ランノイド系:通信電波の強度を増幅し、周囲のアクタノイドとの通信を強化する型。
- メディカロイド系:アクタノイドの修理を新界で行う型。
- オーダー系:オーダーメイドでカスタマイズされた専用機型。新界で無法を働くと、専用故に特定されやすい。
機密保持や既存の生態系への影響を考慮した結果、常にアクターは不足しており、千早の様な大規模かつ無差別のスカウトが実施された。