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南カサイ鉱山国

みなみかさいこうざんこく

1960年~1962年までの間に現コンゴ民主共和国のカサイ州において存在していた国家である。
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データ編集

独立1960年8月9日
首都バクワンガ(Bakwanga)
面積30,000平方km
人口100万人
通貨コンゴフラン
国歌起てコンゴ人よ

概要編集

南カサイ鉱山国(フランス語:Sud-Kasaï)は、1960年から1962年の間に半独立したコンゴ共和国(現代のコンゴ民主共和国)内の分離主義国家で、当初は州としてのみ提案されていた。


歴代国家元首編集

国家元首称号年代
アルベール・カロンジ大統領1960年~1961年
アルベール・カロンジバルバ王(※かつて存在したルバ帝国という国の称号だったためにバルバ皇帝とも呼ばれる)1961年4月~1961年12月
国際連合とコンゴ軍なし1961年12月~1962年10月

歴史編集

コンゴ危機として知られるコンゴのベルギーからの独立で生じた政治的混乱の最中に、コンゴ国民運動という政党の党首であるアルベール・カロンジがルバ族の人々をルバ族文化発祥の地であるカサイ州の南へと招集し、建国した。

建国当初こそルバ族の宗派同士での対立や、政府軍国主義的な政治をしていたものの、1961年コンゴ軍コンゴ中央政府が介入した事により、徐々に軍国主義的な風潮などは薄れていった。

南に隣接する独立しようとしていたカタンガ州と同様の状況で完全な自治を求めたが、カタンガとは異なり、南カサイはコンゴ共和国からの完全な独立を明示的に宣言したり、コンゴの主権を拒否したりはしなかった。

建国当初の1960年は半大統領制だったが、1961年4月12日からは君主制に移行した。

1962年10月5日に現コンゴ民主共和国に併合される形で消滅した。


軍事編集

詳しい兵力や規模などは分かっていないが、少なくとも国防軍憲兵は存在していたそうだ。


別名編集

南カサイ国


この記事のカテゴリ編集

国家 コンゴ民主共和国


葛西日本東京にある地名。読みこそ、同じ「かさい」(カサイ)であるものの、何ら関係ない。

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