概要
木下ボクシングジム所属。フェザー級日本ランカー。真田の後輩。元全日本新人王のアウトボクサーで、そのレベルは非常に高い。性格は表向き明るくすっきりした性格だが、ネガティブで考え過ぎる面もある。ジュニアフェザー級チャンピオンであった真田一機の引退以来沈んでいたジムに活気を戻そうと、幕之内一歩の6度目の防衛戦に挑戦する。試合前は勝率3割程度と自信の無さを真田に打ち明けていたが、本音は自信満々であった。
一歩との対戦前はフェザー級7位。成績は14戦10勝(6KO)3敗1分。この成績で新人王を取って、かつ7位にランクインするのは無理では?という成績で、ほとんどの人が一歩のKO勝ちを予想しており、セコンドについた真田ですら一歩のKO勝ちを予想していた。
試合では想像を超える破壊力のリバーブローと、デンプシー・ロールを封印し基本に立ち返った一歩の対アウトボクサー戦法に完全に封じこめられ、コーナー脱出の定石である左フックをカウンターで狙い打たれ2回転してダウンするという壮絶な2RKO(2分15秒)で敗北した。
その後、板垣学とA級トーナメント1回戦で対戦。この時点ではフェザー級5位だった。一歩との対戦を通して、感情が顔に出やすかったという欠点を、自問自答してポーカーフェイスを貫くという新たな武器を披露する。また、一歩のKOタイムよりも速く倒そうとする板垣に対して緩急を織り交ぜた試合運びをすることでダウンさせることに成功。自分よりも速いと板垣に錯覚させ、迷いを抱いた板垣を苦しめるが、1R終了直前に板垣が右拳を傷めたことで、逆に左拳を叩き込むことだけに集中した結果、見失うほどのスピードに翻弄されてしまう。左ジャブの連打によって最後は2RKO(2分13秒)負けを喫する。
試合後、自分の実力の限界を悟り引退を決意する。冴木卓麻とは親交があり、冴木のバイト先にスーツで訪れ就活中であることを告げた。また、自分の理想のボクサー像が板垣であったことを伝えている。