以下の意味が存在。
- 周囲を困らせる行動をしてしまう人のこと。「困ったちゃん」とも呼ばれる。本稿で記述。
- 『おはなしりょうりきょうしつ』シリーズの主人公、こまったさん。『わかったさんのおかしシリーズ』わかったさんもある。
- 『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』の主人公コメットが劇中で間違えて呼ばれた名前。
概要
文字通り、周囲を困らせるような言動を捕る人のことだが、ネット上においては自分自身では何気ない、問題のない行動だと思ってしていることが周囲にとって迷惑行為と受け取られていることに気づかない、いわゆる「無自覚な荒らし」と呼ばれるユーザーを指すことが多い。
だが、この手の人の場合、むやみに荒らし扱いをすることは適切な行動ではない。こうした困ったさんの多くは、一般常識やネチケットに疎かったり、各種コミュニティにおけるルールをきちんと把握していないにも拘らず出しゃばる行動をする。その結果、軽率な行動をとってしまうケースが多いからである。それを一辺倒に「荒らし」扱いして非難したりすれば、相手を怒らせ正真正銘の荒らしに変貌させてしまう危険性がある。
何よりもまずいのは、ルールを学ぶ機会を相手から奪ってしまうということである。
ルールを知らないがゆえに無礼を働いてしまったのならば、同じ失敗をしないように丁寧に教えてあげればいいのである。
よっぽど人の言葉に耳を貸さない身勝手な人物であれば下手に説教を試みるのもやめて置いた方がよいが、常識的な人間性の持ち主であれば、丁寧に対応しさえすればわかってくれる可能性は0ではない。いずれにしても感情的になって無闇矢鱈に相手を非難することは避けるべき行為である。
また相手を短絡的に荒らし認定し、無思慮に暴言を吐くことも荒らしの一種である。(類似の例として「自治厨」が、故意な例として対立厨がある)
私たちも様々なことにおいて、初心者であり、いろいろなことを他者から教わることで成長してきた。それは現実においてもネットにおいても同じである。そのことを念頭に置き、決して感情的にならず、迷惑をかけている相手が困ったさんなのか、害悪を撒き散らして喜ぶ真正の荒らしなのかを注意深見極め、しかるべき対処を取ることが肝要である。
『「困ったさん」は、そんなに悪いわけじゃないですよ。
悪意があるわけではなく、たいてい、単にネットマナーを知らないだけです。
悪意のない相手に感情を乱す必要はありません。
最初は誰もが初心者です。ネットマナーなんて知らなくて当然です。
教えないと、何も解決しませんよ。』
(毒吐きネットマナーPlus 「困ったさんへの対応の仕方」ミラーサイト版管理人の補足文より)