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概要編集

漫画『善悪の屑』の登場人物。スピンオフ「園田の歌」では主人公を務める。

普段は「ゴアゴアコミック」出版の編集者で作家志望の飄々とした性格の青年を演じているが、その実態は「取材」と称して開成奈々子の両親と従姉をはじめとした多くの人間を殺害しているシリアルキラー。「練馬区の殺人鬼」の異名を持つ。

磯次郎というカエルを飼っている。


子供のころ太宰治の「人間失格」を読んだことで、死してもなお影響を与え続ける作品に強い感銘を受け、作家を目指すようになる。同時に何も残すことなく死ぬことに強い恐怖心を抱いている。

一方で、危篤状態で意識朦朧となっている祖母を見て「面白い」と表現するなど、幼少のころから狂気の片鱗を見せており、高校時代に同級生の女子生徒を絞殺したのを初めとして過去に6人殺したと語っている。

本人は「あくまで取材のためで殺人自体に趣味はない」と語っているが、最も価値があるものは「経験」と豪語し取材と称してなんの躊躇いもなく殺人を行い、その時体験した知識や感情を作品へ書きおこしている。また奈々子の家族を殺した際にも長時間家に居座ってゲームや食事をしたり、現場に居合わせた人間を口封じのために殺害しているなど、自身の経験欲のために多くの命を奪っている。


ゴアゴアコミック出版社を偶然訪れたトラたちの受付記録から、カモメ古書店の存在と復讐屋の事を知り、彼らを新たなターゲットに選びカモと対峙。

互いに刃物を突き立てあうも、包丁が肋骨に食い込んでしまったことで身動きが取れなくなり、カモから一方的に腹部を切り刻まれ致命傷を負う。

その後はターゲットの拷問を行うガレージに拘束され、自身の主義を語るも聞き入れられるわけもなく、被害者家族の一人である奈々子から「作家なら自分の頭で考えろ」と吐き捨てられ、そのまま大量出血で絶命した。


モデル編集

自分が殺した死体の転がる奈々子の家でゲームで遊んだり、アダルトビデオを見て自慰行為を行う等して長時間滞在していたことから、「世田谷一家殺害事件」の犯人と思われる。こちらはいまだに犯人が捕まっていない。


関連項目編集

善悪の屑

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