概要
漫画『善悪の屑』に登場する悪役の一人。第一部最後のヒールでもある。
何人かは不明だが兄弟がおり、皆進学校へ入学したが志津馬のみ落第してしまいそのことが強いコンプレックスになっている。
就職はしたものの要領の悪さから同僚から疎まれ、古びたアパートで自堕落に暮らす自身の状況から過去の進学校の件と合わせて社会を強く恨んでいる。
ある日、街を歩いていた際に小学生とぶつかり、落としたスマートフォンを拾って渡したのだが、小学生は謝罪も礼もなしにさっさと立ち去ったことで、今までの恨みや不満が一気に爆発。廃墟で遊んでいた全く無関係な名門小学校の生徒数名を包丁でめった刺しにして惨殺した。
警察に事情聴取を受けたものの、決定的な証拠がなく不起訴となる。取り調べの際にも自分より稼ぎのいい大人になるはずだった優秀な子供達を一銭も稼がないうちに殺したことを「自分の勝ち」と称するなど不遜な態度を取り続け、独自に復讐にやって来た殺された生徒たちの家族を空手で返り討ちにし、生徒たちを殺した際の状況を嬉々として話すなど狂気的な内面を見せつけた。
復讐に参加しなかった生徒の親から依頼を受けたカモたちにとらえられた際にも自身の所業を「凡人にはできないこと」と誇り、全く反省の意思を見せなかった為、カモによって凌遅刑さながら体を少しずつ切り刻まれていくという拷問を受ける。
それでも「自分には心のブレーキがない」「殺人を犯すことが出来た自分はお前ら凡人とは違う」など自身の罪を自慢げに語り強気な態度を崩さなかったが、カモから「自信が持てないから人がやらないことをやって凄いと思っているだけ」「お前のやったことは頭も努力もいらないバカでも出来る事」と全否定されてしまい、その後は一転して「もう殺してくれ」と懇願するも、死ぬまで凄惨な拷問を受け続けるという末路を遂げた。
余談
元ネタはおそらく、大阪府立池田小学校事件の犯人・宅間守と思われる。