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概要編集

漫画『善悪の屑』の第二部『外道の歌』から登場するキャラクター。

復讐業者「朝食会(ブレックファーストクラブ)」の一員で、榎加世子の部下。


常に無口無表情。カモの相棒であるトラと同じくターゲットの拉致・拘束を請け負っているが、トラを屈服させられるほどの腕前の持ち主。

力仕事以外にもターゲットの情報集めを行っている。


幼いころは今とは比べ物にならないほどひ弱で、暴力的な父親から日常的に虐待を受けていた。

ある日、父が加世子を拉致し隠れ家に連れ込むところを目撃したが、父への恐怖から言い出すことができなかった。やがて父は逮捕され、加世子も助け出されたものの、強い負い目を感じており、さらには「犯罪者の息子」として周囲からいわれのない迫害を受けたことで心が遊み、職にもつかず自暴自棄に陥っていた。

ちなみにスピンオフ漫画『朝食会』では、助け出された加世子もまた「性犯罪の被害者」という理由で不幸な人生を送っていた事が明かされている。

その後、大人になった加世子と再会し、彼女に言われるまま米国陸軍のレンジャー訓練を受けることになる。

厳しい訓練をあの時助けられなかった加世子への贖罪と自分の人生をやり直すことを心の支えとし、見事に乗り切り屈強な肉体と精神力を手に入れた。


帰国後、加世子から依頼という形で自分の父親をとらえ、加世子の復讐制裁を見届け過去を清算。その後は彼女の誘いで「朝食会」へ入ることとなる。


鶴巻の父編集

上述した裕の父親。

性格は暴力的かつ独善的で、人を人とも思わない真正の外道。日常的に裕をはじめとした家族に暴力をふるっていた。

家の近くに「離れ」というプレハブ小屋を持ち、普段はそこで生活している。

幼少期の加世子を拉致し、日常的に性的暴行を加え続けていた。そのことが警察に知られて逮捕されたものの、12年で出所している。


出所後に加世子から「依頼」という形で現れた息子の裕に拉致・拘束され、加世子からの復讐制裁を受けることとなったが、殺すほどでもないと判断され、苛烈な拷問の末に生きたまま山奥へ放置された。

なお、最後まで自分を連れ去った人物が息子であることに気づくことはなかった。


関連項目編集

善悪の屑

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