概要
百物語組幹部の一人。魔王山ン本五郎左衛門の肉片から生まれた分身であり、「山ン本の口」とも呼ばれる。普段は都内某所にある「青蛙亭」で噺家をしている。怪談や都市伝説を人々に語り聞かせ、畏を広める役割を持つ。 地獄に囚われている山ン本に代わり、百物語組の指揮を執っている実質のリーダー格。柳田には「圓潮師匠」と呼ばれている。
"鵺"に興味を持ち、「鵺を語る者になりたい」という欲望から、産みの親とも言える山ン本を裏切った。山ン本に対する忠誠心は元々なかったようである。その後、暴走状態で不完全復活を遂げた山ン本に吸収されかかり、左半身に大きな傷を負うも、安倍有行に救われ生き延びる。
鵺復活を目論む陰陽師一族・御門院家に身を寄せ、奴良組との戦いを観戦していたが、御門院家の敗北を悟ると、ひとり戦場からの逃走を図る。しかしその途中、圓潮に恨みを持つ柳田に遭遇し、あっけなく刺殺された。ある意味裏切り者に相応しい最期とも言える。
名前のモチーフは「四ツ谷怪談」等を扱った落語家・三遊亭圓朝と思われる。
武器・能力
"畏"を込めた言葉を操る言霊使いであり、敵を金縛りにかけたり、人々の不安を煽って暴動を引き起こす等、様々な効果を生む。広範囲の不特定多数に影響を及ぼせる反面、個々への強制力は浅いのか、ふとした拍子に言霊が解けてしまうことがある。例を挙げるならば、「リクオを殺せ」という言霊に煽動された人々が、雷電に脅かされたことで言霊を放棄して解散してしまった。
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