赤ん坊に、彼が好きなブドウ味のキャンディが手に入ることを教えてあげてください。
(Tell the kid today's treat is going to be grape-flavored candy. It's his favorite.)
概要
夢見る流れ(The Dreaming Current)は二つの口にカラフルな舌、赤ん坊のような足を持つサメらしき姿をしたアブノーマリティで、その背中には何らかの薬品が入った注射器とその跡が見られる。
分類はT-02-71、危険度はWAW。
管理方法
作業時
属性 | ダメージ | E-Boxes | 悪い | 普通 | 良い |
---|---|---|---|---|---|
WHITE | 3-6 | 20 | 0-5 | 6-10 | 11-20 |
職員ランク | 本能 | 洞察 | 愛着 | 抑圧 |
---|---|---|---|---|
1 | 普通 | 最低 | 普通 | 普通 |
2 | 普通 | 最低 | 普通 | 普通 |
3 | 高い | 最低 | 普通 | 普通 |
4 | 普通 | 最低 | 普通 | 普通 |
5 | 普通 | 最低 | 普通 | 普通 |
クリフォトカウンター:2
特殊能力
以下の条件でカウンターが1減少する。
- 作業中の職員がパニックになる。
- 自制ランク1の職員が作業を終える。
このアブノーマリティのカウンター減少条件は作業時パニックになることと自制ランク1の職員に作業させた時だが、この2つの条件に抵触することは殆どないといって良いので、基本的に外的要因以外で脱走することはない。
また、洞察以外の作業成功率が全て普通以上で慎重以外の育成に有用であるという、危険度WAWの中では管理が簡単且つ育成にも常用できるという理想的なアブノーマリティとして扱われている。
脱走時
HP | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|
200 | 弱点(1.5) | 耐性(0.5) | 普通(1.0) | 脆弱(2.0) |
脱走した際は複数のランダムな廊下が虹色の液体で満たされ、そこにいる職員は移動速度が半減し、持続的にREDダメージを受けつつもMPが回復する。
液体で満たされた廊下のうちどれかに出現し、しばらくその場で停止して溜めるといった行動を行う。
その後液体で満たされた廊下を端に到達したら他の廊下にワープする形で物凄いスピードで泳ぎ回り、通過点にいる全ての職員や敵対個体に150のREDダメージを与えてくる。
その攻撃が終わるとしばらく停止し、その後再び溜め始めて先述の攻撃を繰り返す。
まず移動速度がものすごく速く、基本的に廊下にいた場合は移動速度半減も相まって逃げることが非常に難しいので、予めメインルーム等に避難させておきたいところ。さらにとにかく廊下を飛び交うので攻撃の度に大量のオフィサーが死亡することも珍しくなく、死亡反応系のアブノーマリティの脱走を誘発することもある。
ただしその反面HPはかなり低いので停止している時に攻撃していけば簡単に鎮圧ができる存在でもある。
言ってしまえば初見殺しの面が強く、行動や対処法を知っていればそこまで難しい相手ではない。
EGO
武器
名称 | ランク | 属性 | ダメージ | 攻撃速度 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
夢中 | WAW | WHITE | 2-4 | 高速 | 長 |
防具
名称 | ランク | RED | WHITE | BLACK | PALE |
---|---|---|---|---|---|
夢中 | WAW | 耐性(0.8) | 耐性(0.8) | 耐性(0.8) | 弱点(1.5) |
ギフト
名称:夢中
部位:口2
効果:MP+6
武器は攻撃速度が速く、射程も長いが、威力は低いのでWAWにしてはダメージ不足が目立つ。
防具はPALE属性以外に0.8であるのでPALE以外の弱点はないものの耐性もそこまで高くないので、悪く言うと器用貧乏気味ではある。
ストーリー
ある時、一人の新生児が親により廃棄場に捨てられたが、この施設の研究員たちが見つけたことで保護された。
ただ捨てられてから相当の時間が立っていたらしく、その新生児は周囲の廃棄物により深刻な汚染を受けており、2年以上は生きられないだろうとされていた。
新生児の命を助けるべく、様々な薬品を投与することになり、やがてその症状は改善した。
しかし、その時にはサメのような姿になっていたらしく、体の成長も知能の向上も起こらなくなってしまったという。
子供は相変わらず甘いキャンディが好きで彼らに懐いていて自分の家であるこの場所を愛した。
ただ子供に出来るのは、日光の下の芝生の代わりに狭い実験室を、おぼつかないが期待に満ちた足つきで走っていくことである。
明日はどんなキャンディを食べるか期待に胸を膨らませながら。
余談
分類は「T(トラウマ)」で、ストーリーでは薬物を大量に投与した過去が暗示されており、その精神の幼さは薬物の多量摂取による後遺症を象徴する可能性があるという。
また、このアブノーマリティの発生についての考察として、「治療のために投与された薬品には体の状態を前に戻すという効果を持っていたが、その当時新生児であり、生まれてからそこまで時間が経っていなかったために前世の体にまで戻ってしまったのではないか」というものがある。
関連タグ
Lobotomy Corporation:登場作品