ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

大光寺の怪異

だいこうじのかいい

大光寺の怪異とは、怪異の一種であり、その中の化け物を指すこともある。
目次 [非表示]

概要編集

絵本小夜時雨』に掲載されている話であり、絵本なので挿絵も存在する。


大光寺という寺はある公家の祈祷所であった。ある時、田龍光雄(でんりゅうみつお)という武士が事情により大光寺に籠もることとなった。

初めての夜のころ、田龍が蚊帳を吊って寝ていた所、その蚊帳を持ち上げる者がいる。何者かと思って見てみると、背が高く真っ青な顔をしたがこちらを食い入るように見つめているのだ。田龍は豪胆な武士であったためにを抜いて二度三度切りつけたが全く効果がない。


翌朝、その事を寺の僧に話すと、「ああ、注意するのを忘れていましたな」といい、寺の書院便所の扉を開けっ放しにしておくと、必ず夜になると出現するのだという。

田龍は「怪しいものを退散させるのは僧たちの得意とするところであろう」と言ったが、僧はどんな祈祷をしても効果が無かったと答えた。


その後も「それ」が何者なのか、どうして僧の姿なのかは分からなかったという。




…やってることはちょっと迷惑で、ひとたび出現すれば対処法はないが、事前に注意さえすれば出現を抑えられるという行動も出自もいかにも「よくわからない」という怪異らしい怪異である。挿絵では便所から出てきた獣のような異形の顔の化け物が蚊帳を持ち上げている。「僧」とあるのに髪の毛がある。

大光寺という寺は守口(大阪府守口市)の寺ともされる。


水木しげるは上記の怪異について、「やはりそれは『』と関係があるのだと思う。」としている。


関連イラスト編集

大光寺の怪


関連タグ編集

妖怪 怪異  

関連記事

親記事

妖怪 ようかい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 417

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました