概要
2010年に発覚した、日本相撲協会の現役力士・親方らによる違法賭博問題。
大相撲2010年5月場所中に現役の力士たちが野球賭博に興じていたことが報じられたのが始まり。
首謀者である琴光喜をはじめとする力士たちが、暴力団がらみでプロ野球を対象とした野球賭博に関与していたとされる。警視庁は親方衆や現役力士に聞き取り調査を行い、複数の親方衆や現役力士が賭博を自己申告。
元貴闘力の大嶽親方や、現役力士の琴光喜は発覚時点で関与を否定していたが、「知らぬ存ぜぬ」と噓をついていた事がばれ、「賭け金が他の力士に比べて多かったこと」を理由に解雇処分を受けることになった。またほかの現役力士たちは当面の間は大相撲における試合を謹慎処分に、また関与した弟子がいた親方も謹慎とした。
一部では現役力士の相撲賭博疑惑まで取り沙汰された。また「申告漏れがあった場合は解雇」という当初の方針が撤回されて、実際に申告漏れがあった力士を2場所の出場停止で済ませるなど、協会の方針の揺れもあった。
今回の野球賭博問題を受け、同年7月場所後武蔵川親方から放駒親方へ理事長職が交代している。
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