概要
本作の主人公で、遊戯王初心者のお嬢様(本人Twitterより)。初登場時点で遊戯王歴は5秒。秤護(びんご)高校という学校に通っている。一人称は「私」。
金髪のロングヘアが後ろで二つに分かれてトゲトゲしている。いかにも遊戯王のキャラクターデザインらしい奇抜な髪形である。また、メッシュ部分は『MONEY(苗字が大金持)』からきている。
肩書に違わず、常にお嬢様口調。貞操観念が高く、初対面の相手に握手を求められた際は「破廉恥」と言って手袋を付けさせた。しかし、話数が進んでいくごとに感覚が薄れていった。学校へは車で通学したりなど、家督を継ぐ身として周りの生徒からは近寄りがたい存在として認識されている(一部例外アリ)が、本人は至って年相応の普通の女の子であり、周囲の評価を億劫に思っている。怪談話が苦手な節がある。
最序盤では先功ドロー、デッキが全て同じカード、上級モンスターをリリース無しに通常召喚しようとするなど初心者らしいミスもあったが(原作遊戯王は読破した模様)、約三十枚の初見のカードを僅か十秒で完璧に把握するという驚異の暗記能力を有している。その他、二話や四話ではモンスターと意思疎通ができるという特殊能力がある描写が見られる。しかし、周囲からは「感情移入が激しい」としか捉えられていない。
また、彼女はイレギュラーな存在と言われ、一般人の感じ取れない変化を敏感に察知したり、周囲の認識を変えてしまう力があるらしい。良くも悪くもデュエルの影響を過度に受けてしまっている。
制服の上からでもはっきりとわかるほど抜群のプロポーションを誇る。
作中の描写から、同級生の民人を異性として意識するような箇所が見られる。
使用デッキは風属性・魔法使い族で統一された「WW(ウィンド・ウィッチ)」(四話で初使用)。「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」、「WW-ダイヤモンド・ベル」を切り札としている。
民人の「デュエルはプレイヤーの本質を映し出す『鏡』」という言葉に倣い、「この子たちのように自由に生きることができるように、このデッキにふさわしい人間になれるように」という自己啓発を兼ねてチョイスした。
スキルは本作タイトルの通り、「最強サイクロン」。
既存の「サイクロン」は、カードの破壊は可能だが効果の破壊は不可能であるのに対し、彼女のスキルは効果が消え、カードが無効化される。