天下一夜祭殺人事件

てんかいちよまつりさつじんじけん

「名探偵コナン」の初期の事件の一つ。

概要

「名探偵コナン」原作6・7巻で発生した事件であり、アニメでは1996年3月4日に第9話として放送された。

事件の舞台になった埼玉県天下一春祭は山に「天」「下」「一」の炎が灯されるという風習から、京都の五山送り火が元ネタだと思われる。開催地の桶山市も同県内にある桶川市+狭山市を組み合わせたものだろう。

また、横溝参悟警部の初登場回である。

それまでの殺人事件が容疑者が複数存在したのに対し今回は笹井のみ、というより最初から犯人とほぼ分かっており、笹井の計画的犯行によるアリバイを紐解いていく倒叙展開となっている。

笹井役の青野武氏は、本作が放送されてから約5年後となる2001年3月12日・19日に放送された『殺意の陶芸教室』（原作30・31巻収録）でも犯人役を演じているが、こちらも本作と同じく倒叙展開のエピソードとなっている。