概要
京都府京都市で行われる毎年お盆の8月16日に山に文字または図形の形に炎を燃やす行事(送り火)のこと。
もちろん実際に山を燃やしているわけではなく、大の字に並べた火床(聖火台)に点火することで大の字の炎を再現している。
「五山」と言うのに6山あるのは「妙法」をまとめてカウントしているためである。
- 「大」大文字 - 東山の如意ヶ嶽(大文字山)
- 「妙法」 - 「妙」は松ケ崎の西山(万灯籠山)、「法」は松ケ崎の東山(大黒天山)
- 船形(船の図形) - 西賀茂の船山
- 「大」左大文字 - 大北山の大文字山
- 鳥居型(鳥居の図形) - 嵯峨鳥居本の曼荼羅山
近年では安全考慮のためにLEDで再現する場合もあり、賛否両論となっている。
関連タグ
大文字焼き:表記揺れ。誤った表現とする意見も強いので五山送り火または送り火と呼んだ方が無難。
だいもんじ:言うまでもなくこの行事が元ネタ。
天下一夜祭殺人事件:この行事が行われている祭が事件現場になった。犯人のアリバイに使われている写真が「大」ではなく「天」に変更されている。
神戸ルミナリエ:開催時期と技術は違うが、故人を弔うという動機は同様。
天外魔境Ⅱ∶エンディングで送り火を元にした行事が行なわれる。作中では「八本の聖剣の頭文字」を後世に伝える目的と云う設定がされている為、実際には存在しないいろは宮静の「い」と蛇光院松虫の「蛇形(ヘビの図形)」の送り火も登場する。