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概要

『ファイアーエムブレム 烈火の剣』の改造作品。改造元の『烈火の剣』の約20年後、『封印の剣』とほぼ同じ時間軸を別視点で描いた物語となっている。

ゲームシステムは改造元に準拠しているが、ストーリーやマップ構成などは完全オリジナル。『烈火の剣』には登場していたのに『封印の剣』では出番がなかった人物にスポットが当たっていたり、支援会話に名前だけ出ていたキャラがユニットとして登場しているほか、過去作ネタを入れることも忘れないなど、ファンサービスも豊富。

『封印の剣』の出来事と矛盾する展開が一部存在するものの、概ね整合性が取れており、作品に対する評価は高い。

ストーリー

サカの少女剣士サヤは、一人前の剣士として認めてもらうためにクトラ族長ダヤンの元で試験を受ける。

同時期、ベルン王国はサカ地方に侵攻を開始。サヤも戦乱に巻き込まれ、戦いに身を投じることとなる。

登場キャラクター

  • サカ地方

ロルカ族

サヤ

クラスはロード。

本作の主人公。ロルカ族長リンの娘。母譲りの剣の才能を持つ。

リン

クラスはブレイドロード。

『烈火の剣』の主人公の一人で、本名はリンディス。

ネルガルとの戦いののち、クトラ族の協力を得てロルカ族を立て直している。族長となったため、一線からは退いているが、剣の腕は衰えていない。

アルエル

クラスは輸送隊。

戦術眼に長けた男で、一行の軍師役を兼任する。

クトラ族

ダヤン

クラスは遊牧騎兵。

『封印の剣』に登場。ラスの父親、スーの祖父。

ロルカ族立て直しの一件から、リンやサヤと親交がある。ベルンの侵攻に備え、イルカ族と手を結ぶ。

イルカ族

カシン

クラスは遊牧騎兵。

サカ部族の一つ「イルカ」の族長。ベルンの侵攻に備え、クトラ族と手を結ぶ。

アルスラン族

メルゲン

クラスは遊牧騎兵。

サカ地方最強の部族「アルスラン」の族長。ロルカ族とも親交があったが、ベルンに与する。

ツァス

クラスは遊牧騎兵。

族長メルゲンの娘。サヤとは親友の間柄だが、ベルンに与する立場上、敵対することとなる。

  • イリア地方

エデッサ軍

ユーノ

クラスはファルコンナイト。

『封印の剣』に登場。エデッサ城主ゼロットの妻。

不在のゼロットに代わり、城主代行として物語に関わる。

その他勢力

レナート

クラスは司祭。

『烈火の剣』に登場。魔の島の巡礼者。

ネルガルの協力者であった関係からモルフに詳しく、サヤ一行に情報提供を行う。

  • ベルン地方

黒竜隊

ロキ

クラスはジェネラル。

凶暴な兵士や犯罪者で構成され、破壊と殺戮を好む狂戦士集団「黒竜隊」の創設者だが、表向きはマードックの部下。影の竜将とも呼ばれ、政治力に長けた男。

ギリング

クラスはジェネラル。

黒竜隊の隊長。【狂鬼】の異名を持つ。自身も破壊と殺戮を好む危険人物で、戦闘能力は極めて高い。

ニナズの徒

ゼノン

クラスは災いを招く者。

ネルガルが生前に創り出したモルフの生き残り。仮面で顔を隠している不気味な男。モルフでありながら、モルフを創り出す力を持っている。自らが生み出したモルフで構成される一団「ニナズの徒」の創設者兼リーダーで、亡き主の復活を目論む。

テセウス

クラスはドルイド。

ゼノンの側近。モルフが優れた人種と認識しており、人間を見下している。ベルン軍と繋がりを持つ。

  • その他関連人物

ロイ

『封印の剣』の主人公。エリウッドの息子。

エトルリア軍の将軍としてサヤと接触。ニナズの徒の本拠地を探り出す。

エリウッド

『烈火の剣』の主人公の一人。『封印の剣』にも登場。ロイの父親。

戦死したヘクトルに代わり、リキアの盟主代行を務める。

ドルカス

『烈火の剣』に登場。ベルン出身の元傭兵。

娘を捜して旅をしている最中、サヤ一行と出会う。

ケント

『烈火の剣』に登場。キアラン軍の元隊長。

現在は、旧キアラン領の監督官を務めている。

ギィ

『烈火の剣』に登場。クトラ族の青年。

剣聖カレルに匹敵する実力を持つとされる剣の達人。師匠である同人物を捜して旅をしている。

シークス

『封印の剣』に名前のみ登場。ノアとトレックの同僚。

サヤ一行に雇われて同行する。

カシス

『封印の剣』に名前のみ登場。ノアとトレックの同僚で、シークスとも知り合い。

ベルンに雇われた関係でサヤ一行と交戦、戦死する。ノアとトレックの支援会話で、この事実に触れられている。

難易度

『封印の剣』ノーマルと同程度かやや難しいくらいの難易度。「ノーリセットでも無理なくクリアできるものを目指した」とのこと。

兵種の限界値や必殺補正は『烈火の剣』に準拠しているものの、どちらかといえばマップ構成による相対的な調整(味方アーチャー用のシューター設置、歩兵と騎馬の格差を埋める意図での森の多さなど)が多かったため、本作での兵種間のバランスは『封印の剣』に近い。

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