概要
ファミコンやスーパーファミコンなどの家庭用ゲーム機専用とゲームボーイやゲームボーイアドバンスなどの携帯ゲーム機専用で作られたゲームソフトを、吸い出してパソコンに展開するのがハックロムの基本。吸い出した上で改造を施し、異様な難易度を作り出すなどの行為がハックロムの醍醐味と言える。
ただし改造(吸い出し)自体がライセンス違反になることも多く、またハックロムを手に入れた経緯なども怪しいとアウトなので、その辺を認識した上で大人の対応をしよう。
具体的には、「実機を持っていること」「元のソフトを持っており、そこから吸い出すこと」が大原則になる。ネットで手に入れてエミュでやってみました、などとうっかり言うと炎上確実なので注意が必要(言わなくても、やっていればもちろん違法である。
吸い出し配信が行われることがあるのはこのようなリスク回避のためでもあるのだろう。
似ているが異なる語句
改造
本来はハックロムの一過程。「改造マリオ」などでハックロムの代名詞になったが、基本的には「改造されたROM」については「改造」ではなく「ハックロム」という名称を使用すべきと思われる。ハックロムは「パッチ」という形で配布されることが多く、改造のスキルが無くてもROMイメージさえあればハックロムは作れてしまうため、ハックロムは自分で改造する行為自体に楽しみを見いだす人と、改造されたものをプレイすることに楽しみを見いだす人に分かれる(当然ながら、改造と言う行為および公開は同一性保持権に抵触する行為であり、最悪の場合逮捕されるリスクがある事を知った上で自己責任で行ってください)
チート
英語で不正、ズルの意味。改造して難易度を上げるハックロムもあれば、難易度を下げるハックロムもあるので、一概にチート≠ハックロムとは言えないが、 基本的にはハックロムはゲームのソフトウェアそのものを改造してしまうのに対し、チートではメモリ上の数字などをいじることであり得ないHP、所持金額などを出す行為なので、本質的には違うと言える。プロアクションリプレイ(PAR)などはチートに分類される。
MOD
かつては家庭用ゲーム機に無理矢理細工を行い、ゲームの機能拡張を行う(これは現在ではハックロムに分類されるだろう)ことがあったが、現在は基本的にメーカー公認のもと、メーカーが許可してる範囲で有志によって作られた拡張機能のことをMODと呼ぶのでメーカーの許可範囲の物であれば合法である(日本では無許可なのにMODと言い張る行為が横行しているが無許可の場合は使用者および製作者がMODと言い張ろうがそれは単なる違法改造です。逮捕される可能性は常にあります)。
ハックロムの例
これらの作品はFC以外でもSFCやニンテンドウ64といった機種によるハックロムが確認される
関連動画
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