ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

豊臣秀吉は生前、大村由己に命じて自身の伝記である「天正記」を書かせており、これが現時点で最古の秀吉の一代記だと考えられている。

秀吉没後は、複数の著者による『太閤記』が登場(例としては、川角三郎右衛門による「川角太閤記」など)し、それぞれ内容は異なるものの、狭義にはそのうち最も有名な儒学者・小瀬甫庵による『太閤記』を指す。

小瀬甫庵の太閤記

1626年(寛永3年)に、儒学者である小瀬甫庵によって書かれたもの。全20巻。

各種の太閤記の中でも最も有名。

作者の名前から取って、「甫庵太閤記」とも呼ばれている。

秀吉伝記の底本とされることが多いが、著者独自の史観やそれに基づく史料の解釈、改変も指摘されている。

例としては、賤ヶ岳の戦いにおける前田利家の撤退が記載されていない、など(これに関しては著者自身が加賀藩から俸禄を貰っていたからという可能性が高い)

古典作品

タイトル著者時代備考
大かうさまくんきのうち(太閤様軍記の内)太田牛一江戸時代
甫庵太閤記小瀬甫庵寛永3年
川角太閤記川角三郎右衛門江戸時代初期
絵本太閤記武内確斎著・岡田玉山画・他1797年-1802年軍記物
真書太閤記栗原柳庵編1772年~1781年軍記物、人形浄瑠璃歌舞伎における太閤物の原典

関連作品

書籍

ノンフィクション

  • 『豊太閤』 (山路愛山著、1909年

小説

関連記事

親記事

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 長短槍試合(太閤記)

    講談の演目でお馴染みの「長短槍試合」の速記本風あらすじ。 秀吉の出世を描いた「太閤記」の中から長短槍試合の一席。 木下藤吉郎こと後の羽柴秀吉が、槍指南番の上島主水を知恵と度胸でやり込める痛快なお話。 流派や講談師の先生によって違いはありますが、おおよその話の流れはこの通りです。 https://youtu.be/ZD82sU5VWJw
  • 疲れた≪秀吉→吉継≫

    いちおう太閤記をもとに。前の、「煎餅の真意は」の延長のような感じで秀吉×吉継。
  • 煎餅の真意は≪秀吉×吉継?≫

    「太閤記」を読んでたらなんだか秀吉×吉継(紀之介)のあたりでうずうずする。しかし需要も供給もなさそう。司馬遼太郎の書く病気前の青年吉継の描写はなんだか柔らかそうでやたらとほおがふにっとしてそうでたまらない。狙っているのか。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

太閤記
1
編集履歴
太閤記
1
編集履歴