概要
姿三十郎がオーナーを務めるレーシングチーム。資料によっては「姿レーシングチーム」と表記されることもある。
チームメンバーとしてタケル達5人も所属しており、世界F1レースでの優勝を共通の夢に掲げてマシンの開発、それに様々なレースへの参加を行ってきた。作中での描写から、熱心なファンもそれなりについていた模様である。
本作の物語も、彼らがとあるカーレースに参加しているところから始まるが、程なくして地底帝国チューブによる地上侵攻が開始され、彼らのF1チームとしての活動も中途で幕切れを迎えてしまう。
そもそも姿レーシングクラブ自体が、チューブの侵攻に対抗して姿が結成した秘密組織・光戦隊マスクマンの表の顔という位置付けであり、チーム結成の意図もあくまでそこで培われるであろう団結力とチームワークを、戦士として活かして欲しかったというところにあった。言ってしまえばチューブとの戦いの始まりによって、姿レーシングクラブもその役目を終えたこととなる。
とはいえ、レースに賭ける5人の夢と情熱自体は紛れもない本物であり、作中でもスピンクルーザーの改造のくだりを含め、折に触れてそうした彼らの思いについて語られることもある。
備考
前述の、第1話にて描かれたカーレースのシーンは、静岡県伊豆市に所在する「自転車の国 サイクルスポーツセンター」にて撮影が行われている。
プロデューサーの鈴木武幸が後に語るところによれば、レーシングカーが走れてレーシングコースに見えるような、ちょうどいい撮影場所が当初八方手を尽くしても見つからず困っていたところ、偶然目にしたコーヒーのCMでF1カーが走っている場面にて、遠くの方に一瞬交通標識が見えたことから、このCMの撮影場所がレーシングコースではないと直感。調べた末にサイクルスポーツセンターであると知り、連絡を取ったところ(CM撮影については)特別に許可したとの返事があったため、鈴木も交渉の末に何とか使用許可を取り、MAZDAのレーシングマシンを借りて無事に撮影に漕ぎ着けたという。