概要
白面の者の尾の一つ「婢妖の尾」より無限に生み出される使い魔の一種。
通常は耳の生えた目玉の姿をしているが、戦闘態勢に入ると爪や牙が生える。
結界で封じられて動けない白面にとっての「目」であり、工作員も兼用している。
1体1体は小さいが、無数に出現して集団による破壊活動を行うため、その力は脅威となる。
数万から数百万の大軍で行動し、軍隊アリの如く集団で標的を食い殺したり、退魔の力を持つ霊器や結界にも大量に取り憑く事で、外部からの霊圧を加えて破壊する。その力は、金属のガードレールさえもグニャリと飴のように変形させてしまうほど。
人間や妖怪、機械などにも取り憑いて意識を奪い意のままに操る事も可能であり、物語終盤では人間や妖怪の脳に寄生し、特定の記憶を消去することのできる新型の婢妖が出現した。このタイプに脳を寄生されると、特定の記憶を失うだけでなく、正常な判断や正気を保てなくなり、普段なら絶対やらないような暴力的な行動や冷酷な言動などを取るようになる。しかし、寄生されても正気を失わない例外もいた。
日本でも上位に位置する妖怪たちですら気づくこともなく取り憑かれているので、結界の中に居続けない限り婢妖の取り憑きに抗うのは難しい。