安和寅吉とは「百鬼夜行シリーズ」の登場人物である。
人物像
榎木津礼二郎の実家である榎木津子爵家に仕えていた使用人の息子。
劇中では「薔薇十字探偵社」の経営を始めた礼次郎のもとで働いており、探偵秘書を自認している。
通称は「和寅(かずとら)」。
真面目に仕事をしない榎木津に代わって依頼人の話を聞いたり、榎木津の生活ぶりをたしなめるような保護者的な一面も見せる。
野次馬根性が非常に強く、話に首を突っ込みたがる青年。
榎木津のほか、「薔薇十字探偵団」の主要人物になってしまった中禅寺秋彦や関口巽のことは全員「先生」と呼ぶが、同僚である益田龍一のことは君付けで呼び、事務所内でよくつるんでいるものの格下に見ている節がある。
テレビアニメ『魍魎の匣』では10歳ぐらいの少年になっており、声優は坂本千夏が担当。