概要
1682(天和2)年、水戸藩2代藩主・徳川光圀が異母弟の頼雄に宍戸(茨城県笠間市)1万石を与えたのが始まり。他の2家(守山・石岡松平家)とは違い、幕末まで水戸藩の内分分与のままであった。
1864(元治元)年、9代当主・頼徳が幕府から天狗党と諸生党による内乱鎮圧を命じられたが、行きがかりから天狗党軍に加勢してしまったことにより、幕府からの責めを受けた頼徳は改易の上切腹、頼徳の父で先代藩主だった頼位も官位剥奪の上陸奥新庄藩預かりとなった。
明治維新後、頼位を当主に宍戸藩の復興が認められ、跡を継いだ頼安が華族令公布により子爵となった。
歴代当主
- 松平頼雄
- 松平頼道:頼雄の異母兄・頼利の長男
- 松平頼慶:頼道の長男
- 松平頼多:頼慶の長男
- 松平頼救:水戸家5代当主・宗翰の6男
- 松平頼敬:頼救の長男
- 松平頼筠:水戸家7代当主・治紀(宗翰の孫)の四男
- 松平頼位:頼救の四男
- 松平頼徳:頼位の長男
- (松平頼位)
- 松平頼安:頼位の次男
関連タグ
三島由紀夫:頼位の玄孫(三女・高の曾孫)