CV:野川さくら
2-F組在籍。13歳。
概要
幼い頃風華町に引っ越してきた時に祐一と知り合い、それ以後祐一のことを「お兄ちゃん」と呼び、妹のように懐いている。
無邪気そうに見えて、子供らしい計算高さを持つ部分もある。
祖父は封架神社の宮司。
【警告】以下、アニメのネタバレ注意!!
実は祐一を1人の男として愛しており、祐一が鴇羽舞衣に好意を寄せていることを知って以来、舞衣に対して敵意に限りなく近い嫉妬心を剥き出しにするようになる。
チャイルドである「ヤタガラス」の影響で更に嫉妬は増幅し、「白無垢の姫」として舞衣を襲い続ける。
そして、尾久崎晶のチャイルドである「ゲンナイ」を美袋命に倒させ、舞衣の弟である鴇羽巧海を消滅させた。
その後、精神的に疲弊した舞衣が戦いに巻き込まないように祐一を拒絶する状況を作り出すと同時に、自身は祐一との仲を深めようとする。
だが、偶然が重なり玖我なつきの発言で自分が舞衣の想い人であることや、舞衣の真意を察してしまった祐一は、(命に関わる事態だったとはいえ)詩帆の告白の待ち合わせをすっぽかす形で舞衣のもとへ向かってしまう。
炎凪からその事実を聞かされた詩帆の精神は憎悪でタガが外れてしまい、舞衣と祐一の前で「白無垢の姫」としての正体を明かし、舞衣を殺害しようとする。
「どうしてよ!!どうしてアンタ、お兄ちゃんを好きになっちゃったの!?」
舞衣「…そんなの、私にだって分かんないわよ!! だけどっ……」
「…嘘つき…嘘つきぃいイイイイイィィィ!!」
「チャイルドが敗れるとHiMEの最も大切な人物が消滅する」という性質上、舞衣と詩帆のどちらが敗れても彼女達が思いを寄せる祐一が犠牲になるのだが、
この時の詩帆はその事実すらまともに認識出来ないほどの嫉妬と憎悪に支配されていた。
自分の中途半端な優しさと対応がこの事態を引き起こした事実を悔やんだ祐一は、ヤタガラスを倒す=自分の死と引き換えに戦いを終わらせることを求める。
舞衣は拒絶するが……乱入した命によってヤタガラスは消滅し、詩帆は反動から気絶。
祐一も舞衣の目の前で消滅するという後味の悪い結末を迎えた……。
その後は意識が戻らなかったことから病院に入院していたが、最終話では風花真白によって他のHiMEや彼女達の想い人と共に復活。
この時は正気を取り戻していて、暴走時の記憶も残っていたらしく、流石にばつが悪そうにしていた。
最終決戦後、舞衣と祐一が付き合い出した後も祐一のことは諦めていない様子だが、蝕の祭の間のようなあからさまな敵意はない。
他作品において
漫画作品
『漫画版舞-HiME』
本編開始前、不良に乱暴されそうになったところを祐一に助けられたが、それが祐一の転校を招くことになってしまった。
その後、媛星の欠片で作られた特殊なピアスを装着することにより、「鍵」となる生物を必要とせず自らの意思でチャイルドを召喚することが出来る独立交感型完全具現化能力者『PRINCESS』の1人となり、シアーズ女学院の交流プログラムの生徒として風華学園に来た(命・奈緒と同じ3-G組に編入)。
媛星の接近に伴う影響で祐一への愛情が歪んだものになりかけたが、媛星の影響が無くなると元に戻った。
しかし、媛星チャイルド・ヒルコとの最終決戦後は祐一にべったりしている。
『漫画版舞-乙HiME』
本作では、シホ・ユイットによく似た美しき暗黒の魔神・HiMEの一人、SHIHOが登場。
見た目は漫画版舞-乙HiMEにおける宗像詩帆に瓜二つで、前作における精神汚染状態のような性格をしている。蛸型チャイルドを操る。
「生き別れの姉妹」を自称しており、シホのことを「お姉ちゃん」と呼ぶ。
風華学園での最終決戦では、シホと対決している最中にチエ・ハラードに口説かれた。
ゲーム作品
『舞-HiME 運命の系統樹』(修羅)
天河朔夜に立場を置き換えられているため、登場しない。
チャイルド
ヤタガラス
アニメ版の詩帆が召喚する烏のような姿のチャイルド。
空を飛べるため、とても素早い。
口からビームを放ち、羽根を弾丸のように飛ばすことができる。
また、主のHiMEに分身を作り出す異能を授ける。
この力を得た詩帆は正体を隠した「白無垢の姫」として舞衣や彼女の関係者を襲撃した。
名前の元ネタは、日本神話の霊獣・八咫烏。
漫画版では、風花真白が見せた46億年前のヴィジョンでのみ登場。
詩帆チャイルド
漫画版の詩帆が召喚するタコ型のチャイルドで、正式名称は不明。
小さな分身を寄生させることで対象を操ることができる。
また、本体の触手はオーファンを一撃で粉砕する。
媛星の接近により精神に異常をきたした詩帆により暴走してしまったが、舞衣のチャイルドであるカグツチに倒されている。