室井静信
12
むろいせいしん
小野不由美の小説「屍鬼」に登場するキャラクター。
主人公格の一人。
寺院の息子。独身。村の人々からは「若御院」と呼ばれている。本業は僧侶で、住職である父・信明が寝たきりになっているため、代行して寺全体を取り仕切っている。
副業として小説を書いているが、ワープロに抵抗感があるため未だに原稿用紙を使っている。
尾崎敏夫と安森幹康とは幼馴染みである。性格は温厚で、繊細で理想主義なところがあり、学生時代に自殺未遂を起こしたことがある。
屍鬼による外場村襲撃のきっかけを作った人物。静信による「村は死によって包囲されている。」という出だしのエッセイに沙子が興味を抱き、屍鬼のための安住の地を創る計画が実行された。村では伝承により「おきあがり」と呼ばれていた存在が「屍鬼」と呼ばれるようになったのも、静信の小説による呼称を沙子が気に入ったため。敏夫の恭子を実験体にした屍鬼殺害の実験を目の当たりにし、敏夫と袂を分かつ。また、同時期に失踪した父・信明の安否を確かめるため、戻れないのを承知の上で洋館に赴く。沙子と辰巳からの吸血により、最終的に人狼となった。村人の反撃により計画が頓挫し、自身も大川富雄に追い詰められたことにより絶望した沙子を諭し、燃え上がる村から都会へと共に脱出した。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る【としおまつり!】夜祭り
本日より「としおまつり!」始動です。期間限定ではありますが、少しでも楽しんでいただけたら光栄です。主催片割れ 青よりご挨拶とさせていただきます。 ちなみに一応はがくせーとしで…。【7/21】評価にブックマークもいただきましてありがとうございます。がくせーとしもおとなせーとしも個人的には静信はしたたかなイメージがあります。1,348文字pixiv小説作品辰巳君が旦那寺に遊びに来ました。
お茶会の数日後、辰巳がお寺に来たので、静信がお寺の中を案内する話。旦那寺の宗派は、勝手に浄土宗に決めました。浄土真宗は、お墓に卒塔婆を建てないそうだし、密教はありえないし、ハードな修行してなさそうだし、消去法で浄土宗にしました。仏教に興味の無い人は挿絵の後ろから読んで下さい。4,003文字pixiv小説作品萩尾望都的ワンシーン
敏夫と静信は外場村から通うにはあまりにも遠すぎる、名門私立男子校の生徒で、寮生活をしているという設定です。私が十代の頃は、男子校、寮生活という設定のBL漫画が流行ってたので、懐かしく思い出しつつ書きました。1,193文字pixiv小説作品- 置き去られアポトーシス
【屍鬼】置き去られアポトーシス(4)/完
原作とコミックの雰囲気を壊さず、考えうる希望エンドを模索しました。 →(3)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6960276 →(1)https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=650706013,800文字pixiv小説作品 軽やかに、あの日の少年が死んでいく
静信と敏夫。(「今のお前はあの時白い腹を見せて浮かぶ魚を見てた目と同じ目をしてる」) 人として狂ったことしてるのに誰よりも人であろうとするそんな先生の矛盾が好きです^^ かなり美味しいキャラだよ先生^^2,793文字pixiv小説作品【静+敏】World end garden
室井さんと若先生。冬可しゃんお誕生日おめでとでした!!!そしてごめん、ほのぼの出来なかった°・(ノД`)・°・しかもこれじゃあ静敏とは言えませんね‥‥この詫びはいつか、必ず!!!1,118文字pixiv小説作品