概要
事の始まりは5巻で川崎沙希が再登場したシーンにある。
そもそも彼女と八幡はクラスメイトなのだが、八幡は彼女の事を認識していなかったのである。
それだけならば別に彼女に限った話ではないのだが、大志との件が片付いた後も、仲が良くなるとか、クラスで会話するようになるということは無かった。
互いぼっち同士のため、どちらからも歩み寄ることがなった故の結果である。
そして、2ヶ月以上(巻数で言えば2巻)後に予備校で再会したのだが、ブランクのせいか彼女の事はすっかり忘れていて、おまけに弟の大志の方はしっかり覚えている始末である。
そんなうろ覚えから生まれたのが「川なんとかさん」
なお、その時のモノローグを要約すると「川崎大志の姉の川なんとかさん」である。何故だ。
以降も度々関わる事はあるのだが、八幡はその都度名前を忘れていて、思い出すのに苦労している。どういうことなの…
また、7巻のドラマCDでは小町も彼女の名前を思い出せず「川なんとかさん 」と言っている。しかも思考もほぼ同じである。なにもこんなところが似なくても……
なお、川崎側も始めは八幡のことをクラスメイトと認識しておらず、予備校で再会した後は何度か話す機会もあるのだが、未だに名前を覚えてないのかアレ・アンタなど代名詞でしか呼んでいない。
しかし、大志の件や文化祭のとある出来事がきっかけでフラグだけは建っていて、思いっきり八幡を気にしているそぶりを見せている。
ちなみに、アニメ版だとそもそも彼女の出番自体がカットされている事が多い。
大筋に関わることが少なく、場面の隙間隙間に会う事が多いため、多少カットしてもストーリーに支障が出ないので、仕方ない側面もあるが。
そんな中、アニメ3期第1話では、1期の時にカットされていた上記の文化祭のシーンが回想という形でようやくアニメ化し、そのおかげで「川なんとかさん」がTwitterトレンド入りする事に。
……いや、そこはちゃんと名前で呼んであげて。
こんな扱いだが、ゲーム版ではしっかりと攻略ヒロインの1人になっている。
むしろ「川崎がヒロインやっているのは『ゲイガイル』だけ」と言うのが正しい。
ただし、川崎ルートには2周目以降でなければ入れない。