「ぼく、男なんだけどなあ……」
解説
総武高校2年F組所属で、比企谷八幡のクラスメイト。
性別は男だが、小柄で腕も腰も脚も細く、肌も抜けるように白く、可愛らしい顔にソプラノの声と、外見も立ち居振る舞いも儚げな可愛い美少女にしか見えない。
実は八幡とは1年の時も同じクラスだったが、初めて会話をしたのは2年になってから。
テニス部員であり、3年生引退後は部長を勤めている。
そのテニスで強くなりたいと奉仕部に依頼して来た事から八幡とも親しくなる。
プロフィール
誕生日 | 5月9日 |
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星座 | 牡牛座 |
血液型 | A型 |
所属 | 総武高校(千葉県) 2年F組 |
部活動 | テニス部(後に部長) |
得意教科 | 生物、地学 |
趣味 | 手芸 |
特技 | テニス、ジグソーパズル |
好物 | 野菜(特に根菜類) |
休日の過ごし方 | ゆっくりお風呂に入ったり、散歩 |
イメージアニマル | 兎 |
座右の銘 | この道を行けば どうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道なし 踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる 迷わずいけよ 行けば分かるさ |
あだ名 | さいちゃん |
CV | 小松未可子 |
人物像
素直で優しく控えめな性格であり、作中でも屈指の常識人でもある。
クラスの一部の女子生徒からは「王子」と呼ばれて人気があるが、男子の友達は少ないらしい。
依頼の件からも察せるように、テニスの実力はイマイチなため、朝・昼に欠かさず自主練をするだけでなく、部活の無い日もテニススクールに通う程一生懸命頑張っている。
八幡とはテニスを通じて会話をするようになり、なぜか八幡に懐いてその後よく行動を共にするようになる。
現在では教室で普通に八幡に話しかける数少ないクラスメイトである。
また、結衣とはそれ以前から仲が良かったらしく、「さいちゃん」とあだ名で呼ばれている。
本人は女の子扱いされるのを嫌っていて、男らしさに憧れを抱いているのだが、仕草もセンスも並みの女子どころかヒロイン勢より可愛いと評価されている。
作中でもメイド服を着用させられそうになったり、ゲーム版(1作目)では攻略ヒロイン(?)の1人な上にCGの枚数最多という優遇を受けたり、アニメ2期のBD/DVD延期のお詫びとして「寝顔ブロマイド」が追加特典になったりといった具合である。
なお、服装は学校ではほぼ常にジャージ(アニメ3期の卒業式はさすがに制服で出席している)で、水着も肌が弱いためパーカーを羽織っていた。
他のキャラクター同様苗字は神奈川県横浜市戸塚区に由来しており、フルネームは戸塚駅西口再開発事業のマスコットキャラクター「とつか再開発くん」に由来する。
余談だが、中の人(小松未可子)は戸塚の大ファンである。
作中の役割
戸塚は主人公・八幡が過去のトラウマから女子に対して幾重にも張り巡らせている強烈なバリアーを、「男子だから」という免罪符で簡単に突破してしまう特効兵器。
それ故に、戸塚に対する八幡の態度や思考の描写は、自身に近づく女子に対して意識的に抑圧している感情の表現になる。
つまり「実は、八幡は真っ先にこういうことを考えている」「こういうことしたい」を描写する為の存在であり、振る舞い方のシミュレート(練習)相手でもある。