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概要編集

ライトノベル『死亡遊戯で飯を食う。』の主人公。

美女・美少女ばかりを集めたデスゲームの参加者であり、そのゲームにおいて前人未到の「99連勝」を目指している少女。


プロフィール編集

本名は「反町友樹」であり、「幽鬼」はデスゲームをプレイする際に名乗っているプレイヤーネーム。

年齢は、原作第一巻の第一話時点で17歳。誕生日は4月18日。


容姿編集

前記の通り「美女美少女だけを集めたデスゲーム」の参加者であるため顔立ちは整っているが、血の気の薄い肌と長い髪、痩せ型、どこか非現実的な存在感が相まって幽霊のような雰囲気を放っている。


この「幽霊のような印象」がネガティブな意味で相当に強烈らしく、作中においては他の参加者はもちろん地の文からも「不気味な幽霊女」といった表現をされる事が多い。

身長体重などは「平均より少し高い」「たぶん50kgはあると思う」とのこと。


性格編集

一見、淡々としてクールなキャラに見えるが、その実はけっこうな負けず嫌いであり、追い込まれるとそういった面が顔を出しやすい。

普段は愛想のない中性的な口調だが、敬意を払う相手には丁寧語で喋る。

またテンションがあがると、やや芝居がかった口調で相手を煽ることもある。


また、ゲーム中は「必要であれば一瞬も躊躇わずに殺人を行える」だけの冷酷さを発揮するが、これは「デスゲームで生き残りつづけて99連勝するには、当然そうしなければならない」という観念に基づくマインドセット的なものであり、根本的には「殺人は良くないこと、極力避けるべきこと」という人並みの道徳観を有しているらしき描写が散見される。



生い立ちなど編集

小中学校のクラスメートについて顔を思い出そうとする描写があることから、

少なくとも中学校あたりまではそれなりに普通の生活をしていたことがうかがえる。


家族については両親が健在らしいが、お互い疎遠でいまは連絡も取っていない。

デスゲームに参加するようになった15歳ころには家を出てバイトで自活しているため、どうやらネグレクト同然に放任されていた模様。

そのためか、幽鬼は「かちかち山」の話を全く知らないなど、驚くほど社会常識に欠けている。


両親については「私と同じく、他人に関心が無く虚無的」といった趣旨の事を述懐しており、互いにろくな関心を持っていない乾いた親子関係だった模様。


デスゲームへの参加経緯については原作6巻において「人間関係トラブルでバイトを辞めて路頭に迷っていたところ、「稼げる仕事があるよ」と言われて参加した」ことが語られた。

つまり「騙されて参加した」パターンであるが、もとより実社会に生きづらさを感じていた幽鬼はあっさりとその状況に順応して、以降プレイヤーとして生きていくことになる。


ただ、作中現在においては、上記の「かちかち山」の件などで自分があまりに社会常識に欠けていることを痛感し、「デスゲームで勝ち残ってくためにはそうした”当たり前”を身につけておくことも必要」という動機ではあるが、夜間学校に通うようになるなど実社会へ適応する努力もしている。


能力とプレイスタイル編集

デスゲームのベテランプレイヤー相応にハイレベルな能力を持つが、

実は純粋な戦闘力という意味では「レベル相応」の範疇であり、

正面切っての戦闘では同格の強豪プレイヤーに後れを取ることも少なくない。


一方で、天性のセンスと積み上げたゲーム経験による判断力の高さ、土壇場での諦めの悪さに起因する「勝負強さ」はずば抜けており、それらをもって格上のプレイヤーをも打倒していく。

また、「殺気を感知できる」という特技を持つが、これはほとんど異能の域に達しており、集中しているときなら背後から銃で狙われても殺気による先読みで避けられる、など超人的な動きを見せる。

総じて「死なない事(最後まで生き残る事)」に関して天賦の才をもっているといえる。


ゲームのプレイスタイルは「利他」を信条としており、自身の死に直結しない範囲においては他のプレイヤーを助ける、必要のない殺しはしないことを信条にしている。

これは単なる道徳心ではなく、

「他のプレイヤーと無闇に争わない、好意を持たれた方が生存確率があがるゲームが多い」

という、確たる経験則にも基づいたものである。


99連勝編集

幽鬼がデスゲームに参加し続ける動機であり目標。

いまだ誰も達成した事のない前人未到の記録であり、元々は幽鬼の師匠「白士」の目標でもあった。

幽鬼自身は「数字それ自体に意味はない。過去の最高記録が98連勝だから、それを破る記録というだけ」と認識しているものの、実際には「ゲーム」の存在目的そのものに関わるらしい、謎の多い記録でもある。



人間関係編集

本人が「ゲーム」への参加動機として「社会性の致命的欠如」を口にしているだけあり、「ゲーム」を離れたところでの人間関係は皆無に等しい。通っている夜間学校でも、一切の人間関係を構築していない。

一方で、ゲームで出会った人間とはそれなりに良好な関係を築いており、友人とまでは言わないまでも、会えば親しく雑談する程度の相手はそれなりに居る。




関連タグ編集

死亡遊戯で飯を食う。

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