弘法筆を選ばず
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こうぼうふでをえらばず
その道を極めた者は、道具の善し悪しに関係なく一流の仕事をすると言う意味のことわざ。
「弘法筆を選ばず」とは、達筆で知られる弘法大師(空海)ならばどのような筆でも素晴らしい書が書ける、転じて優れた技量を持つ者は道具の優劣に左右されないという意味である。
Pixivでは主にアナログ(手描き)や手ブロ、簡易イラストツール(ペイント)などで描かれた素晴らしいイラストに敬意を称してタグに付けられる。
また、例えプロが普段使いしない道具で思ったような成果を残せなかったとしても、それは明らかに道具のせいであり、「本人の技量不足だ」と責めるのはお門違いだろう。
「筆を選ばないプロは確かにすごいが、だからと言って筆を選ぶプロより優れているわけではない」「真のプロなら自分の使う道具はこだわり抜いた物を使うべき」というのもまた真理なのだから。
ちなみに、空海自身は自分が使う筆は選び抜いていたと言われている。
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